昇給・賞与の査定シート(Excel・無料)
評価の点数をランクに置き換え、昇給額まで出す査定シートのお手本です。10人ぶんを記入済みで、原資の合計が数式で出るようにしてあります。ランクの人数の枠と昇給率の対応も書いてあります。編集用の空欄ファイルも付いています。
Excel(エクセル)形式 / PDF対応 / 更新日 2026-09-04
上のボタンから、メールアドレスと6つの質問にご回答ください。ダウンロードリンクをすぐにお送りします。
ご回答は、次に作るテンプレートを決める材料にしています。
このシートは誰向けですか
- 昇給の原資を決める経営者
- 評価の点数を金額に変える人事担当者
- 部署の昇給案を出す管理職
- 賃金表を作る前に配分の考え方を決めたい経営者
どのような場面で使いますか
評価が終わったあと、点数を金額に変える段階で使います。お手本では原資の枠を先に決め、その中でランクの人数を配分する形にしています。点数だけで機械的に決めると、原資を超えたときに全員をやり直すことになります。
含まれる項目
このExcelには、次の内容が記入済みで入っています。自社に不要な項目は削除して構いません。
- 査定一覧(10行・8列の記入例つき)
- 列は 氏名/等級/評価点/ランク/昇給率(%)/現在の基本給/昇給額/改定後の基本給
- ランクの定義 5段階(特に高い/高い/標準/やや低い/低い)
- 使い方 5段階(枠を決める/点を移す/ランクを付ける/金額にする/収める)
- 集計とよみ方 5件(数だけでなく、そこから読めることまで記入済み)
- 次の打ち手 5件(穴が見つかったときに何をするか)
- 合計欄は数式で入っているので、行を足し引きしても合計が付いてきます
- お手本(記入済み)と編集用テンプレートの2ファイル
Excel画面のプレビュー
お手本のExcelを、シートごとにそのまま表示しています。5枚すべて見られます。伏せている箇所はありません。
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 昇給・賞与の査定シート 使い方 | ||||
| 2 | 育成板|昇給・賞与の査定シートを、誰がいつ更新して何に使うかを決めるシートです。 | ||||
| 3 | |||||
| 4 | 段階 | 時期 | 進めるのは誰 | やること | 使うシート |
| 5 | 枠を決める | 査定の2か月前 | 経営者 | 昇給の原資の総額を決める。人ごとの金額より先に総額を決める | 集計とよみ方 |
| 6 | 点を移す | 査定の1か月前 | 人事担当者 | 評価シートの合計点を写す。ここで点を作り直さない | 査定一覧 |
| 7 | ランクを付ける | 査定の1か月前 | 人事 → 管理職 | 点をランクに置き換える。S・Aの人数の枠を守る | 判定のものさし |
| 8 | 金額にする | 査定の3週間前 | 人事担当者 | ランクごとの昇給率をかける。合計が原資に収まっているかを見る | 査定一覧 |
| 9 | 収める | 査定の2週間前 | 経営者 → 人事 | 原資を超えていたら、率ではなくS・Aの人数を調整する | 次の打ち手 |
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 昇給・賞与の査定シート 判定のものさし | |||
| 2 | 育成板|評価点をランクに置き換えてから金額にします。点数から直接金額を出すと、原資を超えたときにやり直しになります。 | |||
| 3 | ||||
| 4 | ランク | 呼び方 | できている状態 | その線をどう引くか |
| 5 | S | 特に高い | 評価点90以上。任された範囲を大きく超えて成果を出した | 上位1割を目安に人数の枠を先に決める。枠を超えたら点で並べて上から |
| 6 | A | 高い | 評価点80〜89。任された範囲を超えて動いた | 2割程度。枠を決めないとAが増えて原資が足りなくなる |
| 7 | B | 標準 | 評価点65〜79。任された範囲を果たした | 半分以上がここに入る。**ここが標準であることを本人に伝える** |
| 8 | C | やや低い | 評価点50〜64。任された範囲に届かない項目があった | 届かなかった項目を必ず本人に伝えてからランクを確定する |
| 9 | D | 低い | 評価点49以下。任された範囲を果たせていない | Dを付ける前に、期中に指導した記録があるかを確かめる |
| A | B | C | D | E | F | G | H | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 昇給・賞与の査定シート 査定一覧 | |||||||
| 2 | 育成板|評価点をランクに置き換え、昇給額まで出した一覧です。一番下の合計が原資に収まっているかを見ます。 | |||||||
| 3 | ||||||||
| 4 | 氏名 | 等級 | 評価点 | ランク | 昇給率(%) | 現在の基本給 | 昇給額 | 改定後の基本給 |
| 5 | 田中 | 4 | 91 | S | 3.5 | 386,000 | 13,510 | 399,510 |
| 6 | 佐藤 | 3 | 84 | A | 2.8 | 342,000 | 9,576 | 351,576 |
| 7 | 鈴木 | 3 | 78 | B | 2.0 | 335,000 | 6,700 | 341,700 |
| 8 | 高橋 | 3 | 72 | B | 2.0 | 328,000 | 6,560 | 334,560 |
| 9 | 伊藤 | 2 | 81 | A | 2.8 | 296,000 | 8,288 | 304,288 |
| 10 | 渡辺 | 2 | 69 | B | 2.0 | 289,000 | 5,780 | 294,780 |
| 11 | 山本 | 2 | 66 | B | 2.0 | 284,000 | 5,680 | 289,680 |
| 12 | 中村 | 1 | 74 | B | 2.0 | 248,000 | 4,960 | 252,960 |
| 13 | 小林 | 1 | 58 | C | 1.0 | 245,000 | 2,450 | 247,450 |
| 14 | 加藤 | 1 | 47 | D | 0.0 | 242,000 | 0 | 242,000 |
| 15 | 合計 | 72.0 | 2.0 | 2,995,000 | 63,504 | 3,058,504 | ||
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 昇給・賞与の査定シート 集計とよみ方 | |||
| 2 | 育成板|数を出して終わりにしないためのシートです。その数から何が読めるかまで書きます。 | |||
| 3 | ||||
| 4 | 見るところ | 数 | この数から読めること | 放っておくとどうなるか |
| 5 | 昇給額の合計 | 63,504円 | 10人ぶんの月額の昇給の合計です。年額では約76万円になります。 | 原資を月額で決めていると、年額に直したときに社会保険料の会社負担が抜けます。 |
| 6 | S・Aの人数 | 3人 | 10人中Sが1人、Aが2人で、合計3割です。S1割・A2割の枠に対して、Aが1人多い状態です。 | S・Aを枠より増やすと、原資が足りなくなります。次の期にBの人の昇給を削ることになります。 |
| 7 | Dを付けた人 | 1人 | 加藤の評価点が47でDです。昇給は0円としています。 | 期中に指導した記録が無いままDを付けると、本人には突然の通告になります。 |
| 8 | 等級とランクのねじれ | 1人 | 等級2の伊藤が81点でA、等級3の高橋が72点でBです。等級が下の人のほうが高いランクです。 | 等級ごとに評価の基準を変えていないと、上の等級ほど低い点が出ます。等級ごとの基準を確かめる必要があります。 |
| 9 | 平均の昇給率 | 2.0% | 10人の平均が2.0%です。Bの2.0%と同じ数字ですが、S・Aで上がったぶんをDの0%が打ち消しています。 | 平均だけを見ると原資が余っているように見えます。実際にはS・Aで枠を1人超えています。 |
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 昇給・賞与の査定シート 次の打ち手 | ||||
| 2 | 育成板|表を作った次にやることを決めるシートです。埋めただけで終わらせないために置いています。 | ||||
| 3 | |||||
| 4 | 見つかった状態 | やること | 使うもの | いつまでに | 確かめ方 |
| 5 | S・Aが枠を超えている | Aの2人を点で並べ、下のほうをBに移します。率を下げて調整すると、S・Aの意味が薄れます。 | この査定シートと評価シート(記入例) | 査定の2週間前 | S・Aの人数が、決めた枠の中に収まったか |
| 6 | Dを付ける人がいる | 期中に指導した記録があるかを確かめます。記録が無ければ、Dではなく、次の期に指導したうえで判断します。 | 面談記録、人事評価シート(記入例) | 査定の2週間前 | Dを付けた全員について、期中の指導の記録があるか |
| 7 | 等級とランクがねじれている | 等級ごとに評価の基準を変えているかを確かめます。同じ基準で全等級を見ると、上の等級ほど低い点が出ます。 | 人事評価シートの「等級別の基準」(記入例) | 次の期の期初 | 等級ごとの基準が、評価シートに反映されたか |
| 8 | 原資を超えている | S・Aの人数を先に調整します。全員の率を一律に下げると、評価の差が金額に出なくなります。 | この査定シート | 査定の2週間前 | 昇給額の合計が、決めた原資の中に収まったか |
| 9 | 本人に伝える段取りが決まっていない | 誰がいつ何を伝えるかを決めます。金額だけを通知すると、なぜその額なのかが伝わりません。 | 評価シート、面談記録(記入例) | 査定の1週間前 | 本人ごとに、伝える人と日付が決まっているか |
| 10 | |||||
| 11 | 利用上の注意 | ||||
| 12 | この様式に記入されている内容は、一般的な評価の結果を金額に変える段階をもとに作成した例です。法令で定められた様式ではありません。 昇給・賞与の決め方は賃金規程に定め、労働者に周知してください。決め方を変える場合は不利益変更に当たることがあります。 賃金・処遇に反映する場合は、就業規則および賃金規程に定めた手続きに従ってください。 作成・更新:育成板(SYOJIN / 商陣 https://syojin.com info@syojin.com) | ||||
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) 2ファイル(お手本・編集用) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4。シートごとに印刷でき、全部で5枚になります |
| シート | 使い方 / 判定のものさし / 一覧 / 集計とよみ方 / 次の打ち手 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | お手本 約 15KB / 編集用 約 15KB / PDF 約 254KB |
| 更新日 | 2026-09-04 |
使い方
- まず「判定のものさし」シートで、評価点とランクの対応、ランクごとの人数の枠を決めます。**枠を先に決めないと、AとSが増えて原資が足りなくなります。**
- 昇給の原資の総額を先に決めます。人ごとの金額より先に総額を決めるのが順番です。
- 「査定一覧」シートに、評価シートの合計点をそのまま写します。ここで点を作り直すと、評価をした意味が無くなります。
- ランクを付け、ランクごとの昇給率をかけます。昇給額は手で入れる形にしてあります。端数の丸め方が会社によって違うためです。
- 一番下の合計が原資に収まっているかを見ます。超えていたら、率ではなくS・Aの人数を調整します。
- 本人に伝えるときは、金額だけでなくランクの理由も伝えます。金額だけの通知は、なぜその額なのかが伝わりません。
カスタマイズ方法
- 賞与に使う会社は、昇給率の列を「支給月数」に、現在の基本給を「算定基礎額」に置き換えてください。計算のしかたは同じです。
- 賃金表がある会社は、昇給率ではなく号俸の上がり幅を使ってください。率だと、同じランクでも基本給の高い人ほど金額が増えます。
- 部署ごとに原資を分けている会社は、部署ごとに1枚ずつ作り、全社の合計を別に持ってください。
- 評価が2段階(一次・二次)の会社は、評価点の列の前に一次評価の点を足し、差が出た人が分かるようにしてください。
- パート・アルバイトを含める会社は、基本給ではなく時給の列にしてください。月額と時給を1枚に混ぜると合計が意味を持ちません。
利用上の注意
- 昇給・賞与の決め方は賃金規程に定め、労働者に周知する必要があります。この様式は社内で配分を検討するための表であって、規程そのものではありません。
- 既にある決め方を変えて、一部の人の賃金が下がる場合は不利益変更に当たることがあります。決め方を変える前に社会保険労務士に確認してください。
- 氏名と賃金額の入った表です。共有の範囲を決めてから配ってください。
- 掲載している内容は、一般的なOJT・研修・スキル管理・評価の業務をもとに作成した参考例です。法令で定められた様式ではありません。
- 実際の業務内容に応じて調整してください。自社の評価制度・就業規則・社内規程がある場合は、そちらを優先してください。
- 内容は更新することがあります。このページの更新日(2026-09-04)をご確認ください。
- 本様式の利用によって生じたいかなる損害についても、当サイトは責任を負いません。
よくある質問
ランクの人数に枠を作る必要がありますか?
原資が決まっている会社は必要です。枠が無いと、評価者が優しいほど自分の部署のAが増え、原資が足りなくなります。お手本ではS1割・A2割を目安にしています。ただし、枠のために本来Aの人をBにするのは、評価とは別の話だと本人に伝える必要があります。
昇給額を数式にしないのはなぜですか?
端数の丸め方が会社によって違うためです。100円単位、1,000円単位、円単位のどれで丸めるかを決めてから、その会社の丸め方で数式を入れてください。お手本では合計だけを数式にしています。
Dを付けるときに気をつけることは?
期中に指導した記録があるかです。記録が無いままDを付けると、本人には突然の通告になります。お手本の「次の打ち手」でも、記録が無ければDにせず、次の期に指導したうえで判断する形にしています。
賞与にも同じ表が使えますか?
使えます。昇給率の列を支給月数に、現在の基本給を算定基礎額に置き換えてください。計算のしかたは同じで、原資の枠の中でランクの人数を配分する考え方も変わりません。