権限委譲の一覧表(Excel・無料)
どの判断を誰にどこまで渡したかを一覧にしたお手本です。8件ぶんを記入済みで、**渡したのに毎回確認が来ている1件**と、まだ自分で決めている1件を残し、その扱いまで書いてあります。編集用の空欄ファイルも付いています。
Excel(エクセル)形式 / PDF対応 / 更新日 2026-09-04
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ご回答は、次に作るテンプレートを決める材料にしています。
このシートは誰向けですか
- 部下からの相談で自分の時間が埋まっている管理職
- 権限を渡したつもりなのに確認が来ると感じている班長・店長
- 管理職が抱え込んでいる判断を外に出したい経営者
- 管理職の交代にそなえて判断の範囲を書き残したい人事担当者
どのような場面で使いますか
管理職の朝が部下からの相談で埋まるときに使います。お手本では渡し方を4段階に分け、**金額や範囲の線を書かずに渡すと、渡したつもりでも判断が戻ってくる**ことを集計シートで指摘しています。
含まれる項目
このExcelには、次の内容が記入済みで入っています。自社に不要な項目は削除して構いません。
- 判断を渡した記録(8行・7列の記入例つき)
- 列は 判断すること/金額・範囲の目安/渡し方/渡す相手/渡した日/渡したあとの様子/判断
- 渡し方の定義 4段階(管理職が決める/案を出させて決める/部下が決めて報告する/完全に渡す)
- 使い方 6段階(書き出す/線を引く/渡す/見る/進める/戻す)
- 進み方とよみ方 5件(数だけでなく、そこから読めることまで記入済み)
- 次の打ち手 5件(そのときに何をするか)
- 印刷範囲とページの区切りを設定済み
- お手本(記入済み)と編集用テンプレートの2ファイル
Excel画面のプレビュー
お手本のExcelを、シートごとにそのまま表示しています。5枚すべて見られます。伏せている箇所はありません。
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 権限委譲の一覧表 使い方 | ||||
| 2 | 育成板|権限委譲の一覧表を、誰がいつ書いて何に使うかを決めるシートです。 | ||||
| 3 | |||||
| 4 | 段階 | 時期 | 進めるのは誰 | やること | 使うシート |
| 5 | 書き出す | 導入の月 | 管理職 | **1週間に来た相談を全部書き出す。**思い出して書くと、細かい判断が抜ける | 判断を渡した記録 |
| 6 | 線を引く | 導入の月 | 管理職 | 判断ごとに金額や範囲の目安を書く。線が無いものは渡せない | 判断を渡した記録 |
| 7 | 渡す | 決めた月 | 管理職 → 相手 | 渡し方の段階と相手を決めて、線を口ではなく紙で渡す | 渡し方の段階 |
| 8 | 見る | 月1回 | 管理職 | 渡したのに確認が来ている判断と、案が9割通っている判断を拾う | 進み方とよみ方 |
| 9 | 進める | 3か月ごと | 管理職 | 案が9割通っている判断を次の段階に上げる。上げないと相手が育たない | 次の打ち手 |
| 10 | 戻す | 外したとき | 管理職 | **人を責めずに段階を1つ戻す。**線が足りなかったとして扱う | 次の打ち手 |
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 権限委譲の一覧表 見るところ | |||
| 2 | 育成板|渡し方は4段階です。**段階を飛ばすと戻ります。**案を出させる段階を通さずに渡すと、判断ごと戻ってきます。 | |||
| 3 | ||||
| 4 | 渡し方 | 何を指すか | どういう状態か | どこで線を引くか |
| 5 | 自分が決める | 管理職が決める | 管理職が判断する。部下は材料を出すだけ | ここに集まっている判断の件数で見る。相談で埋まる時間の元 |
| 6 | 案を出させる | 案を出させて決める | 部下が案を作り、管理職が決める。決めるのは管理職のまま | 出された案がそのまま通った割合で見る。9割通るなら次へ渡せる |
| 7 | 決めさせて報告 | 部下が決めて報告する | 部下が決めて動き、あとで報告する。**金額や範囲の線を先に書いておく** | 管理職が戻して直した件数で見る。月0〜1件なら次へ渡せる |
| 8 | 報告も不要 | 完全に渡す | 部下が決めて動き、その都度の報告も要らない。定期の集計だけ見る | 集計だけで異常が拾えているかで見る。拾えないなら戻す |
| A | B | C | D | E | F | G | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 権限委譲の一覧表 判断を渡した記録 | ||||||
| 2 | 育成板|8件ぶんの記入例です。渡したのに毎回確認が来ている1件と、まだ自分で決めている1件を残してあります。 | ||||||
| 3 | |||||||
| 4 | 判断すること | 金額・範囲の目安 | 渡し方 | 渡す相手 | 渡した日 | 渡したあとの様子 | 判断 |
| 5 | 近距離の配車 | 片道50km以内 | 決めさせて報告 | 高橋 | 2026-07-01 | 2か月で戻したのは1件。渋滞の読みが外れた1件だけ | 続ける |
| 6 | 残業の指示 | 1人1日2時間まで | 決めさせて報告 | 山本 | 2026-06-01 | 報告は来るが、2時間を超える日の相談が事前に来ていない | 線を書き直す |
| 7 | 検査の合否 | —(基準書のとおり) | 報告も不要 | 佐藤 | 2025-04-01 | 1年半で判断の差し戻しは0件。基準書が線になっている | 続ける |
| 8 | 消耗品の発注 | 1件5万円まで | 案を出させる | 山本 | 2026-05-01 | **毎回こちらに確認が来る。5万円の線を紙で渡していなかった** | 線を紙で渡し直す |
| 9 | 班をまたぐ応援の出し方 | 当日の範囲まで | 自分が決める | — | — | 班長3人から毎朝相談が来て、朝の30分が埋まる | 渡す |
| 10 | 有給の当日連絡の受け | — | 決めさせて報告 | 山本 | 2026-08-01 | 1か月で問題なし。ただし人数が重なった日の扱いを決めていない | 線を足す |
| 11 | 協力会社への当日の作業指示 | 当日の範囲まで | 案を出させる | 田中 | 2026-07-15 | 出した案が9割そのまま通っている | 次の段階へ渡す |
| 12 | 設備を止める判断 | 異音・異臭のとき | 報告も不要 | 全員 | 2026-04-01 | 2件止めた。どちらも止めた判断は妥当だった | 続ける |
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 権限委譲の一覧表 進み方とよみ方 | |||
| 2 | 育成板|数を出して終わりにしないためのシートです。その数から何が読めるかまで書きます。 | |||
| 3 | ||||
| 4 | 見るところ | 数 | この数から読めること | 放っておくとどうなるか |
| 5 | 自分が決めるままの判断 | 1件 | 班をまたぐ応援の出し方です。班長3人から毎朝相談が来て、朝の30分が埋まっています。 | **管理職の時間は、渡していない判断の数だけ削られます。**朝の30分は半期で40時間を超えます。 |
| 6 | 渡したのに毎回確認が来ている判断 | 1件 | 消耗品の発注です。5万円までという線を口では言いましたが、紙で渡していませんでした。 | 線を口で伝えると、相手は外すのが怖くて毎回確認します。渡した側は渡したつもりのまま噛み合いません。 |
| 7 | 金額・範囲の目安が書かれていない行 | 2件 | 検査の合否と、有給の当日連絡です。検査は基準書があるので線として成立しています。 | もう1件は線がありません。線の無い判断は、人が良ければ回りますが、担当が替わった日に止まります。 |
| 8 | 案が9割そのまま通っている判断 | 1件 | 協力会社への当日の作業指示です。田中が出した案がほぼそのまま通っています。 | **9割通る状態は、次の段階に渡せる合図です。**上げずに置くと、案を作る手間だけが残ります。 |
| 9 | 渡す相手が空欄の行 | 1件 | 班をまたぐ応援の出し方です。渡し方が自分で決めるままなので相手もいません。 | 相手が空欄の判断は、管理職が休んだ日に誰も決められません。その日は現場が止まります。 |
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 権限委譲の一覧表 次の打ち手 | ||||
| 2 | 育成板|偏りや放置が見つかったときに何をするかを決めるシートです。 | ||||
| 3 | |||||
| 4 | 見つかった状態 | やること | 使うもの | いつまでに | 確かめ方 |
| 5 | 自分が決めるままの判断が残っている | 相手を決めて、案を出させる段階から渡します。**いきなり決めさせる段階に飛ばすと戻ってきます。** | このシートと渡し方の段階シート | 1か月 | 自分が決めるままの判断が減ったか |
| 6 | 渡したのに毎回確認が来ている | 金額や範囲の線を紙で渡し直します。口で伝えた線は、外すのが怖い相手には届いていません。 | このシートの目安の欄 | 2週間 | 同じ判断で確認が来る回数が減ったか |
| 7 | 金額・範囲の目安が空欄の判断がある | 線を書きます。基準書がある場合は、その基準書の名前を目安の欄に書きます。 | このシート | 1か月 | 目安の欄に空欄の行が1件も無いか |
| 8 | 案が9割そのまま通っている判断がある | 次の段階に上げます。上げないと、案を作る手間だけが残って相手が育ちません。 | このシートの渡し方の欄 | 3か月 | 渡し方が1段上がり、戻した件数が月1件以下か |
| 9 | 渡したあと相手が判断を外した | 段階を1つ戻します。**人を責めず、線が足りなかったとして扱います。**責めると次から誰も引き受けません。 | 渡し方の段階シート | 外れたとき | 戻した理由に人の否定が書かれていないか |
| 10 | |||||
| 11 | 利用上の注意 | ||||
| 12 | この様式に記入されている内容は、一般的な管理職が抱えている判断をもとに作成した例です。法令で定められた様式ではありません。 残業の指示や有給の扱いを渡す場合は、労働時間や休暇に関する社内の決まりと矛盾しないか、渡す前に確かめてください。 賃金・処遇に反映する場合は、就業規則および賃金規程に定めた手続きに従ってください。 作成・更新:育成板(SYOJIN / 商陣 https://syojin.com info@syojin.com) | ||||
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) 2ファイル(お手本・編集用) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4。シートごとに印刷でき、全部で5枚になります |
| シート | 使い方 / 見るところ / 本体 / 進み方とよみ方 / 次の打ち手 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | お手本 約 15KB / 編集用 約 15KB / PDF 約 262KB |
| 更新日 | 2026-09-04 |
使い方
- まず1週間に来た相談を全部書き出します。**思い出して書くと、細かい判断が抜けます。**その細かい判断が時間を食っています。
- 判断ごとに金額や範囲の目安を書きます。線の無い判断は渡せません。基準書がある場合は基準書の名前を書きます。
- 「渡し方の段階」シートで、自分が決める→案を出させる→決めさせて報告→報告も不要の4段階を確認します。
- **線は口ではなく紙で渡します。**口で伝えた線は、外すのが怖い相手には届きません。
- 月1回、渡したのに確認が来ている判断と、案が9割通っている判断を拾います。
- 案が9割通っている判断は次の段階に上げます。上げないと案を作る手間だけが残ります。
- 相手が判断を外したときは段階を1つ戻します。人を責めず、線が足りなかったとして扱ってください。
カスタマイズ方法
- 金額の決裁権が就業規則や決裁規程で決まっている会社は、目安の欄にその条番号を書いてください。二重の線を作らないためです。
- 班長が複数いる職場は、渡す相手の欄を班ごとに分けてください。同じ判断でも班によって渡し方が違うことがあります。
- 店舗を複数見ている管理職は、店ごとに1枚ずつ作ってください。店長の経験年数で渡し方が変わります。
- 交代勤務のある職場は、夜間に発生する判断だけを別の表にしてください。夜は管理職に連絡が付きません。
- 管理職が交代する予定がある会社は、この表を引き継ぎの資料にしてください。判断の範囲は口では渡りません。
利用上の注意
- この表は社内の判断の範囲を書いたものです。就業規則や決裁規程で決まっている範囲と矛盾しないか確かめてください。**規程より広い範囲をこの表で渡すことはできません。**
- 残業の指示や有給の扱いは労働時間・休暇の決まりに関わります。渡す相手が決まりを知らないまま判断すると、会社の責任になります。渡す前に決まりを説明してください。
- 掲載している内容は、一般的なOJT・研修・スキル管理・評価の業務をもとに作成した参考例です。法令で定められた様式ではありません。
- 実際の業務内容に応じて調整してください。自社の評価制度・就業規則・社内規程がある場合は、そちらを優先してください。
- 内容は更新することがあります。このページの更新日(2026-09-04)をご確認ください。
- 本様式の利用によって生じたいかなる損害についても、当サイトは責任を負いません。
よくある質問
段階を飛ばして渡してはいけませんか?
飛ばすと戻ります。案を出させる段階を通さずに決めさせると、相手は判断の勘所を知らないまま決めることになります。お手本では消耗品の発注が案を出させる段階のまま、確認が毎回来ている状態を残しています。
線は口で伝えるだけでは足りませんか?
足りません。**口で伝えた線は、外すのが怖い相手には届いていません。**お手本の消耗品の発注は、5万円までと口では言ったが紙で渡しておらず、毎回確認が来ています。渡した側は渡したつもりのままです。
相手が判断を外したときはどうしますか?
段階を1つ戻して、線が足りなかったとして扱ってください。人を責めると、次から誰も判断を引き受けません。戻すこと自体は失敗ではなく、線の精度を上げる作業です。
どこまで渡してよいですか?
就業規則や決裁規程で決まっている範囲までです。**規程より広い範囲をこの表で渡すことはできません。**金額の決裁権が規程にある会社は、目安の欄にその条番号を書いて、二重の線を作らないようにしてください。