玉掛け・合図の実技確認表(Excel・無料)
玉掛けと合図の実技を、荷の形ごとに6場面に分けて確かめる確認表のお手本です。掛け方・立つ位置・合図の出し方と、やり直させる条件まで記入済みで、技能講習を修了した人にその現場の荷を任せてよいかを判定できます。編集用の空欄ファイルも付いています。
Excel(エクセル)形式 / PDF対応 / 更新日 2026-09-05
上のボタンから、メールアドレスと6つの質問にご回答ください。ダウンロードリンクをすぐにお送りします。
ご回答は、次に作るテンプレートを決める材料にしています。
このシートは誰向けですか
- 玉掛けの作業を任せる範囲を決める職長
- クレーンの運転者と合図者の組み合わせを決める現場担当者
- 技能講習の修了者が増えたが実技を見ていない専門工事会社の管理者
- 吊り荷の下に人が入る場面を減らしたい元請けの安全担当者
どのような場面で使いますか
技能講習や特別教育を修了した人に、実際の荷を掛けさせる前に使います。修了したことと、その現場の荷を掛けられることは別です。お手本では、荷を1度だけ地切りして止め、その時点の傾きと重心で判定する形にしていて、掛け直しをさせた回数まで残します。
含まれる項目
このExcelには、次の内容が記入済みで入っています。自社に不要な項目は削除して構いません。
- 玉掛けと合図の実技(6行・6列の記入例つき)
- 列は No/荷の形/掛け方/合図で見るところ/掛け直しの回数/実技
- 実技の定義 3段階(やり直し/一人で掛けられる/荷の形が変わっても掛けられる)
- 使い方 6段階(確かめる/選ぶ/見る/決める/組む/見直す)
- 集計とよみ方 5件(数だけでなく、放っておくとどうなるかまで記入済み)
- 次の打ち手 5件(いつまでに・何で確かめるかつき)
- 合計欄は数式で入っているので、行を足し引きしても合計が付いてきます
- お手本(記入済み)と編集用テンプレートの2ファイル
Excel画面のプレビュー
お手本のExcelを、シートごとにそのまま表示しています。5枚すべて見られます。伏せている箇所はありません。
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 玉掛け・合図の実技確認表 使い方 | ||||
| 2 | 育成板|玉掛け・合図の実技確認表を、誰がいつ書いて誰が判断するかを決めるシートです。 | ||||
| 3 | |||||
| 4 | 段階 | 時期 | 進めるのは誰 | やること | 使うシート |
| 5 | 確かめる | 実技を見る前 | 職長 | 技能講習または特別教育の修了を、修了証の現物で確かめる | 玉掛けと合図の実技 |
| 6 | 選ぶ | 実技を見る前 | 職長 | この現場で実際に吊る荷の形を選ぶ。訓練用の荷にしない | 玉掛けと合図の実技 |
| 7 | 見る | 実技の当日 | 職長 + クレーンの運転者 | 地切りで止めさせ、傾きと重心を見る。掛け直しの回数を数える | 判定のものさし |
| 8 | 決める | 実技の当日 | 職長 | 荷の形ごとに実技を付ける。再が残る形の荷は当面外す | 集計とよみ方 |
| 9 | 組む | 作業を割り当てるとき | 職長 | 合図者と運転者の組み合わせを決める。初めての組み合わせは職長が立ち会う | 次の打ち手 |
| 10 | 見直す | 荷の形が増えたとき | 職長 | 行を足し、その形の荷を初めて吊る日に実技を見る | 玉掛けと合図の実技 |
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 玉掛け・合図の実技確認表 判定のものさし | |||
| 2 | 育成板|実技は3段階で見ます。地切りの時点で判定します。そのまま巻き上げてから直すのでは、判定ではなく事故の手前です。 | |||
| 3 | ||||
| 4 | 実技 | 呼び方 | この状態が見えていれば通す | その線をどう引くか |
| 5 | 再 | やり直し | 地切りで荷が傾く、または重心の位置がずれている | 地切りで水平にならなければ再。掛け直させる |
| 6 | 可 | 一人で掛けられる | 地切りで荷が水平に上がり、玉掛け用具の掛かりも確かめている | 同じ形の荷を2回、掛け直しなしで上げられたかで見る |
| 7 | 任 | 荷の形が変わっても掛けられる | 初めて見る形の荷でも、掛ける位置を自分で決められた | 過去に扱っていない形の荷を掛けた場面があるかで見る |
| A | B | C | D | E | F | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 玉掛け・合図の実技確認表 玉掛けと合図の実技 | |||||
| 2 | 育成板|鉄骨と型枠を扱う現場の記入例です。掛け直しの回数が0でない荷は、まだ一人で任せません。 | |||||
| 3 | ||||||
| 4 | No | 荷の形 | 掛け方 | 合図で見るところ | 掛け直しの回数 | 実技 |
| 5 | 1 | 長い鉄骨の単材 | 2点吊りで、重心の両側に等しい距離を取る | 運転者から自分が見える位置に立ち、巻き上げの合図を止められるか | 0 | 可 |
| 6 | 2 | 型枠のパネル束 | 4点吊りで、束が滑らないよう当て物をする | 荷の下に人が入らないことを確かめてから合図を出すか | 0 | 可 |
| 7 | 3 | 重心が偏った機材 | 掛ける位置を重心側へ寄せ、地切りで傾きを見る | 傾いた時点で止める合図を、迷わず出せるか | 2 | 再 |
| 8 | 4 | 長尺の鉄筋の束 | 2点吊りで、たわみを見込んで内側に寄せる | 振れ止めのロープを持つ人と、目で合図を合わせられるか | 1 | 再 |
| 9 | 5 | 袋詰めの資材 | 専用の吊り具を使い、口の縛りを確かめる | 風の強い日に、吊り上げを見送る判断ができるか | 0 | 可 |
| 10 | 6 | 解体で出た鉄くず | 箱ごと吊り、はみ出した材料を先に中へ戻す | 運転者の死角へ入らないよう、立つ位置を変えられるか | 1 | 再 |
| 11 | 合計 | 4 | ||||
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 玉掛け・合図の実技確認表 集計とよみ方 | |||
| 2 | 育成板|数を出して終わりにしないためのシートです。その数から何が読めるかまで書きます。 | |||
| 3 | ||||
| 4 | 見るところ | 数 | この数から読めること | 放っておくとどうなるか |
| 5 | 掛け直しの回数の合計 | 4回 | 6つの形で4回です。重心が偏った機材で2回出ていて、そこが一番あやしい形です。 | 掛け直しを数えないと、どの形の荷が苦手なのかが分からず、全部を見張ることになります。 |
| 6 | 実技が再の荷の形 | 3件 | 重心が偏った機材・長尺の鉄筋・鉄くずの3つで、地切りの時点で傾きが出ています。 | 再の形の荷を任せると、地切りのあとに直そうとして吊り荷の下へ入ります。 |
| 7 | 実技が可の荷の形 | 3件 | 鉄骨の単材・型枠のパネル束・袋詰めは、掛け直しなしで水平に上がっています。 | できる形の荷ばかり割り当てると、苦手な形がいつまでも再のまま残ります。 |
| 8 | 実技が任の荷の形 | 0件 | 6つとも、初めて見る形の荷を任せられる段階ではありません。 | 任が0のままだと、予定に無い荷が来た日に、職長が現場を離れられません。 |
| 9 | 扱う荷の形 | 6件 | この現場で実際に吊る形だけを書いています。訓練用の荷で判定していません。 | 訓練用の荷で判定すると、実物の重心と滑りが分からないまま可になります。 |
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 玉掛け・合図の実技確認表 次の打ち手 | ||||
| 2 | 育成板|見つかったときに何をするかを決めるシートです。「気をつける」で終わらせないために置いています。 | ||||
| 3 | |||||
| 4 | 見つかった状態 | やること | 使うもの | いつまでに | 確かめ方 |
| 5 | 再の形の荷を吊る予定が入った | その形だけ、職長が合図者に付きます。付けないときは、その荷の作業を当面ほかの人に回します。 | 作業の割り当て表 | 吊る日の前日 | 再の形の荷に、実技が可の人が割り当てられているか |
| 6 | 地切りで傾いたのに、そのまま巻き上げた | その場で下ろさせ、掛け直しをさせます。判定は再に戻します。巻き上げてから直す動きは、荷の下に入る動きにつながります。 | この表の実技の欄 | その作業の当日 | 巻き上げを止めた記録と、掛け直しの回数が残っているか |
| 7 | 合図者と運転者の組み合わせが初めてになる | 最初の1回は職長が立ち会います。合図の言い方と手の形は会社ごとに違うので、そこを先に合わせます。 | 作業の割り当て表 | 組み合わせが変わる当日 | 立ち会った記録と、合図の言い方をそろえた内容が残っているか |
| 8 | 扱ったことのない形の荷が来た | 実技の欄に行を足し、その日に見ます。過去の行の判定を、そのまま当てはめないでください。 | この表の行を1つ | 初めて吊る日の当日 | 足した行に、掛ける位置を決めた根拠が書かれているか |
| 9 | 修了証を見ないまま作業させていた | 現物で確かめ、確かめた日を記録に残します。写しを預かるだけでは、期限も本人確認もできません。 | 修了証の現物 | 見つけたその日 | 現物を確かめた日付が、記録に残っているか |
| 10 | |||||
| 11 | 利用上の注意 | ||||
| 12 | この様式に記入されている内容は、一般的な吊り荷の玉掛けと合図の実技をもとに作成した例です。法令で定められた様式ではありません。 玉掛けの業務は、つり上げ荷重によって技能講習の修了または特別教育の受講が労働安全衛生法で定められています。この表は、修了した人にどの荷を任せるかを社内で決めるためのもので、修了の記録や資格の管理の代わりにはなりません。 賃金・処遇に反映する場合は、就業規則および賃金規程に定めた手続きに従ってください。 作成・更新:育成板(SYOJIN / 商陣 https://syojin.com info@syojin.com) | ||||
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) 2ファイル(お手本・編集用) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4。シートごとに印刷でき、全部で5枚になります |
| シート | 使い方 / 判定のものさし / 本体 / 集計とよみ方 / 次の打ち手 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | お手本 約 15KB / 編集用 約 15KB / PDF 約 242KB |
| 更新日 | 2026-09-05 |
使い方
- まず、技能講習または特別教育の修了を修了証の現物で確かめます。この確認をしていない人には、この表を使いません。
- この現場で実際に吊る荷の形を書き出します。訓練用の荷では、実物の重心と滑りが分かりません。
- 実技は、荷を地切りして止めた時点で見ます。そのまま巻き上げてから直させないでください。
- 掛け直しをさせた回数を数えます。0でない形の荷は、まだ一人で任せません。
- 合図で見るところの欄は、手の形ではなく「止められるか」で書きます。出す合図より、止める合図のほうが要ります。
- 荷の形が増えたら行を足し、その形を初めて吊る日に見ます。過去の判定を当てはめないでください。
カスタマイズ方法
- 移動式クレーンを使う現場は、荷の形の列の右に、その日の作業半径と定格荷重の列を足してください。同じ荷でも条件が変わります。
- 2人以上で合図をする現場は、合図者を1人に決める手順を、合図で見るところの欄に書いてください。複数から合図が出ると運転者が止まります。
- 無線で合図をする現場は、聞き取れなかったときの決まりを行に足してください。手の合図と違い、届かないことがあります。
- 荷の形が10を超える会社は、掛け方が同じものを1行にまとめてください。行が増えるほど、埋まらない行が残ります。
利用上の注意
- この表は、玉掛けの資格を持つ人に、どの荷を任せるかを社内で判断するための様式です。玉掛けの業務に必要な技能講習・特別教育と、クレーンの運転や合図に関する要件は労働安全衛生法に定めがあります。この表をそれらの記録の代わりにしないでください。
- つり上げ荷重・作業半径・定格荷重の確認は、この表では扱いません。使用する機械の条件は、その都度、運転者と確かめてください。
- 掲載している内容は、一般的なOJT・研修・スキル管理・評価の業務をもとに作成した参考例です。法令で定められた様式ではありません。
- 実際の業務内容に応じて調整してください。自社の評価制度・就業規則・社内規程がある場合は、そちらを優先してください。
- 内容は更新することがあります。このページの更新日(2026-09-05)をご確認ください。
- 本様式の利用によって生じたいかなる損害についても、当サイトは責任を負いません。
よくある質問
技能講習を修了した人でも、この表が要りますか?
要ります。技能講習は、玉掛けの業務に就くために必要な資格です。この表が見るのは、その資格を持つ人が、この現場の実際の荷を掛けられるかどうかです。お手本でも、修了者が重心の偏った機材で2回掛け直しています。荷の形が変われば、掛ける位置の判断も変わります。
なぜ地切りの時点で判定するのですか?
巻き上げてから傾きに気づくと、直すために荷の下へ近づくことになるからです。地切りで止めれば、傾いていても下ろすだけで済みます。お手本の判定のものさしは、3段階とも地切りの時点で見る形にしてあります。
掛け直しの回数は、何回までなら可にしてよいですか?
0回です。1回でも掛け直しがあれば再にしてください。同じ形の荷を2回、掛け直しなしで上げられたときに可にします。厳しく見えますが、掛け直しが起きる形の荷は、条件が少し変わると傾きます。
合図は手の形を覚えれば足りますか?
足りません。この表で見るのは、止める合図を迷わず出せるかどうかです。上げる合図は誰でも出せますが、傾いた瞬間に止められるかどうかで結果が変わります。合図で見るところの欄も、6行とも「止める」「確かめる」「見える位置に立つ」で書いてあります。