重機オペレーターの習熟確認表(Excel・無料)
重機を動かす人について、機種と場面ごとに習熟を確かめる確認表のお手本です。場面を7つ記入済みで、周りの人との位置関係と、止める判断まで書いてあり、資格を持つ人にその現場で動かさせてよいかを判定できます。編集用の空欄ファイルも付いています。
Excel(エクセル)形式 / PDF対応 / 更新日 2026-09-06
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ご回答は、次に作るテンプレートを決める材料にしています。
このシートは誰向けですか
- 重機を動かす人の範囲を決める職長
- 合図者との組み合わせを決める現場代理人
- 技能講習の修了者が増えたが動きを見ていない会社の管理者
- 重機の周りで人が動く現場の安全担当者
どのような場面で使いますか
技能講習や特別教育を修了した人に、その現場で重機を動かさせる前に使います。修了したことと、その現場で動かせることは別です。お手本では、掘るか吊るかの操作そのものより、周りの人が入ってきたときに止められるかを判定の中心にしています。
含まれる項目
このExcelには、次の内容が記入済みで入っています。自社に不要な項目は削除して構いません。
- 重機の習熟(7行・6列の記入例つき)
- 列は No/場面/動かし方/止める合図/起きやすい災害/習熟
- 習熟の定義 4段階(その機種を動かしていない/誘導が付けば動かせる/一人で動かせる/段取りを組める)
- 使い方 6段階(確かめる/見せる/動かす/数える/外す/見直す)
- 集計とよみ方 5件(数だけでなく、放っておくとどうなるかまで記入済み)
- 次の打ち手 5件(いつまでに・何で確かめるかつき)
- 印刷範囲とページの区切りを設定済み
- お手本(記入済み)と編集用テンプレートの2ファイル
Excel画面のプレビュー
お手本のExcelを、シートごとにそのまま表示しています。5枚すべて見られます。伏せている箇所はありません。
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 重機オペレーターの習熟確認表 使い方 | ||||
| 2 | 育成板|重機オペレーターの習熟確認表を、誰がいつ書いて誰が判断するかを決めるシートです。 | ||||
| 3 | |||||
| 4 | 段階 | 時期 | 進めるのは誰 | やること | 使うシート |
| 5 | 確かめる | 動かす前 | 職長 | 技能講習または特別教育の修了と、機種の適合を修了証で確かめる | 重機の習熟 |
| 6 | 見せる | 初めて動かす前 | 現場の先輩オペレーター | その現場の地盤と作業半径を、実際に歩いて見せる | 重機の習熟 |
| 7 | 動かす | 見せた次の日 | 誘導者 + 職長 | 誘導を付けて動かし、声をかけた回数を数える | 判定のものさし |
| 8 | 数える | 週に1回 | 職長 | 声をかけた回数と、止めた場面の数を分けて見る | 集計とよみ方 |
| 9 | 外す | 3日続けて声かけが0のとき | 職長 | 誘導を外す範囲を決め、残す範囲を本人と誘導者に伝える | 次の打ち手 |
| 10 | 見直す | 機種か現場が変わったとき | 職長 | もう一度この表を使う。前の現場の判定を持ち越さない | 重機の習熟 |
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 重機オペレーターの習熟確認表 判定のものさし | |||
| 2 | 育成板|習熟は4段階で見ます。操作が上手いかではなく、人が入ってきたときに止められるかで分けます。巻き込みは、作業に集中している時間に起きます。 | |||
| 3 | ||||
| 4 | 習熟 | 呼び方 | この状態が見えていれば通す | その線をどう引くか |
| 5 | 未 | その機種を動かしていない | この現場でその機種を動かしたことがない | この現場で動かした日が無ければ未 |
| 6 | 付 | 誘導が付けば動かせる | 操作はできるが、周りを見る間隔が空く | 誘導者が声をかけた回数が0でなければ付のまま |
| 7 | 可 | 一人で動かせる | 作業の合間に周りを見て、人が入れば自分で止める | 3日続けて、誘導者が声をかけずに済んだかで見る |
| 8 | 判 | 段取りを組める | 掘る順番と土の置き場を、他工種の動きに合わせて決められる | 他工種と重なる日に、順番を自分で決めた場面があるかで見る |
| A | B | C | D | E | F | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 重機オペレーターの習熟確認表 重機の習熟 | |||||
| 2 | 育成板|改修工事の現場で、油圧ショベルを動かす人1人ぶんの記入例です。誘導者が声をかけた回数を数えてください。 | |||||
| 3 | ||||||
| 4 | No | 場面 | 動かし方 | 止める合図 | 起きやすい災害 | 習熟 |
| 5 | 1 | 始業前の点検と試運転 | 決められた項目を見て、動かしてから異音と動きを確かめる | 異音がある、動きが渋い | 点検を飛ばし、作業中に動かなくなる | 可 |
| 6 | 2 | 作業半径の中の人 | 旋回する前に、後方と側方を目視してから動かす | 半径の中に人が入った、合図が見えない | 旋回した後部で人をはさむ | 付 |
| 7 | 3 | 掘削と土の置き場 | 掘る順番と土を置く位置を、先に決めてから始める | 土の山が高くなって崩れそう | 置いた土が崩れ、下の作業を埋める | 可 |
| 8 | 4 | 地盤と据え付け | 軟らかい場所に敷板を敷き、機体の傾きを見ながら据える | 機体が傾いた、片側が沈んだ | 据え付けが甘く、作業中に転倒する | 付 |
| 9 | 5 | 架空線と埋設物のそば | 架空線までの高さと埋設物の位置を、始める前に確かめる | 腕が線に近づいた、掘っていて色の違う土が出た | 架空線に触れる、埋設管を破る | 付 |
| 10 | 6 | 合図者とのやり取り | 合図者が見える位置に機体を向け、見えなくなったら止める | 合図者が見えない、合図が読み取れない | 合図が届かないまま動かし、人に当てる | 可 |
| 11 | 7 | 作業の終わりと駐機 | バケットを下ろし、キーを抜いて、坂に止めない | 坂に止めた、バケットを上げたまま離れた | 無人の機体が動き出す | 可 |
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 重機オペレーターの習熟確認表 集計とよみ方 | |||
| 2 | 育成板|数を出して終わりにしないためのシートです。その数から何が読めるかまで書きます。 | |||
| 3 | ||||
| 4 | 見るところ | 数 | この数から読めること | 放っておくとどうなるか |
| 5 | 習熟が付の場面 | 3件 | 作業半径の中の人・地盤と据え付け・架空線と埋設物の3つです。どれも災害が重くなる場面です。 | 付のまま誘導を外すと、周りを見る間隔が空いたまま作業が続きます。 |
| 6 | 習熟が可の場面 | 4件 | 点検・掘削と置き場・合図者・駐機の4つは、声をかけずに済んでいます。 | できている場面まで誘導を付けると、危ない3場面に人を割けません。 |
| 7 | 習熟が判の場面 | 0件 | 7場面とも、掘る順番を他工種に合わせて決める段階ではありません。 | 段取りを組めないと、他工種と重なる日に職長が現場を離れられません。 |
| 8 | 誘導者が声をかけた回数 | 6回 | 直近5日で6回です。半径の中に人が入った場面に集まっています。 | 回数を数えないと、誘導を外してよいかを感覚で決めることになります。 |
| 9 | 自分で止めた場面 | 2件 | 合図が見えなくなった場面で2回、自分から止めています。ここは伸びています。 | 止めた場面が0のままだと、止める判断を誘導者だけが持っていることになります。 |
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 重機オペレーターの習熟確認表 次の打ち手 | ||||
| 2 | 育成板|見つかったときに何をするかを決めるシートです。「気をつける」で終わらせないために置いています。 | ||||
| 3 | |||||
| 4 | 見つかった状態 | やること | 使うもの | いつまでに | 確かめ方 |
| 5 | 作業半径の中に人が入ったのに気づかなかった | 旋回の前に一度止めて目視する動きに戻します。作業に集中しているときほど、周りが見えなくなります。 | この表の止める合図の欄 | 見つけたその時 | 次の3日で、旋回の前に止める動きが出ているか |
| 6 | 付の場面を残したまま誘導を外すことになった | その場面だけ誘導を残します。全部を外すか付けるかの二択にしないでください。 | 作業の割り当て | 外す日の前日 | 残した範囲が、本人と誘導者の両方に伝わっているか |
| 7 | 埋設物を掘り当てそうになった | 掘る前の確認を、図面と試掘の両方に変えます。図面だけでは位置がずれていることがあります。 | 埋設物の図面と試掘の記録 | 見つけたその日 | 次の掘削で、試掘の記録が残っているか |
| 8 | 機種が変わることになった | もう一度この表を使います。前の機種の判定を持ち越さないでください。旋回の感覚が変わります。 | この表を1枚 | 機種が変わる前 | 新しい機種で、記録が最初から始まっているか |
| 9 | 止めた場面が0のまま続いた | 過去に止めるべきだった場面を挙げさせます。止める判断を誘導者だけが持つ状態は、誘導者が離れた瞬間に崩れます。 | 過去の作業の記録 | 月に1回 | 止めるべき場面を、本人が3つ以上挙げられるか |
| 10 | |||||
| 11 | 利用上の注意 | ||||
| 12 | この様式に記入されている内容は、一般的な重機をその現場で動かしてよいかの確認をもとに作成した例です。法令で定められた様式ではありません。 車両系建設機械の運転や解体用機械の操作には、労働安全衛生法にもとづく技能講習の修了または特別教育が定められ、機体重量によって区分が変わります。この表は社内で任せる範囲を決めるためのもので、その資格の記録の代わりにはなりません。 賃金・処遇に反映する場合は、就業規則および賃金規程に定めた手続きに従ってください。 作成・更新:育成板(SYOJIN / 商陣 https://syojin.com info@syojin.com) | ||||
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) 2ファイル(お手本・編集用) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4。シートごとに印刷でき、全部で5枚になります |
| シート | 使い方 / 判定のものさし / 本体 / 集計とよみ方 / 次の打ち手 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | お手本 約 16KB / 編集用 約 15KB / PDF 約 263KB |
| 更新日 | 2026-09-06 |
使い方
- まず、技能講習または特別教育の修了と、機種の適合を修了証で確かめます。この確認をしていない人には使いません。
- その現場で動かす機種と場面を書きます。動かさない機種の行は作らないでください。
- 初めて動かす前に、その現場の地盤と作業半径を実際に歩いて見せます。
- 誘導を付けて動かし、誘導者が声をかけた回数を数えます。0でないうちは付のままです。
- 3日続けて声かけが0になったら、誘導を外す範囲を決めます。全部を外すか付けるかの二択にしないでください。
- 機種か現場が変わったら、もう一度この表を使います。前の判定を持ち越さないでください。
カスタマイズ方法
- 解体の工事を行う会社は、解体用の機械の行を別に足してください。資格の区分も操作も変わります。
- クレーン機能を持つ機械を使う会社は、吊る場面の行を足し、玉掛けの実技確認表と組み合わせて使ってください。
- 狭い現場が多い会社は、作業半径の行を2行に分け、旋回できる範囲が限られる場合を別に見てください。
- 夜間の作業がある会社は、照明の条件の行を足してください。見える範囲が昼と変わります。
利用上の注意
- この表は、社内で重機を任せる範囲を決めるための様式です。技能講習・特別教育・機体重量による区分、作業計画の作成、誘導者の配置は労働安全衛生法に定めがあり、この表とは別に満たしてください。
- 機械そのものの点検と記録は、この表では扱いません。機械の状態を見る様式は姉妹サイトの点検板にあります。
- 掲載している内容は、一般的なOJT・研修・スキル管理・評価の業務をもとに作成した参考例です。法令で定められた様式ではありません。
- 実際の業務内容に応じて調整してください。自社の評価制度・就業規則・社内規程がある場合は、そちらを優先してください。
- 内容は更新することがあります。このページの更新日(2026-09-06)をご確認ください。
- 本様式の利用によって生じたいかなる損害についても、当サイトは責任を負いません。
よくある質問
技能講習を修了していれば、動かしてよいのでは?
資格としては動かせますが、その現場で動かせるかは別です。地盤の硬さ、架空線の高さ、周りで動く人の数は現場ごとに違います。お手本でも、修了者が作業半径・地盤・架空線の3場面で付のまま残っています。
なぜ「止められるか」で判定するのですか?
巻き込みと接触は、作業に集中している時間に起きるからです。操作が上手い人ほど手が速く、周りを見る間隔が空きます。お手本では、可の条件を「作業の合間に周りを見て、人が入れば自分で止める」にしてあります。
誘導者を外すのは、いつがよいですか?
3日続けて声かけが0になってからです。ただし全部を一度に外さないでください。お手本では付の3場面に誘導を残す形にしています。残した範囲を、本人と誘導者の両方に伝えるところまでが1組です。
現場が変わるたびに、この表を作り直すのですか?
地盤と架空線と周りの動きが変わるなら作り直してください。同じ会社の似た現場が続くなら、そのままで構いません。判断の目安は「掘る順番の決め方が変わるかどうか」です。