現場ルール習得確認表(Excel・無料)
建設の現場に入った人が、最初の数日で覚える決まりごとを8項目に分けた確認表のお手本です。項目ごとに、覚えた状態の条件・確かめ方・実際に見た場面と、届かなかったときの次の手まで記入済みで、編集用の空欄ファイルも付いています。
Excel(エクセル)形式 / PDF対応 / 更新日 2026-09-05
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ご回答は、次に作るテンプレートを決める材料にしています。
このシートは誰向けですか
- 新しく入った作業員を受け入れる職長
- 応援や他現場からの移動で人が入れ替わる元請けの現場担当者
- 入場したその日に何を見ればよいか決めていない工事部門の責任者
- 未経験を採用し始めた専門工事会社の管理者
どのような場面で使いますか
新しく入った人や、他の現場から移ってきた人を受け入れた日から3日ほどで使います。新規入場時の教育を実施した記録とは別で、この表が見るのは「教えたこと」ではなく「本人が動けるようになったか」です。お手本では、朝礼で聞いた内容を復唱できるかではなく、危険な場所を自分で避けて歩けるかを見る形にしています。
含まれる項目
このExcelには、次の内容が記入済みで入っています。自社に不要な項目は削除して構いません。
- 現場ルールの習得(8行・7列の記入例つき)
- 列は No/覚えること/覚えた状態/確かめ方/見た場面/習得/次の手
- 習得の定義 4段階(説明しただけ/言われれば直せる/一人でそのとおりに動けた/新しく入った人に伝えられる)
- 使い方 6段階(そろえる/渡す/見る/詰める/共有する/見直す)
- 集計とよみ方 5件(数だけでなく、放っておくとどうなるかまで記入済み)
- 次の打ち手 5件(いつまでに・何で確かめるかつき)
- 印刷範囲とページの区切りを設定済み
- お手本(記入済み)と編集用テンプレートの2ファイル
Excel画面のプレビュー
お手本のExcelを、シートごとにそのまま表示しています。5枚すべて見られます。伏せている箇所はありません。
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 現場ルール習得確認表 使い方 | ||||
| 2 | 育成板|現場ルール習得確認表を、誰がいつ書いて誰が判断するかを決めるシートです。 | ||||
| 3 | |||||
| 4 | 段階 | 時期 | 進めるのは誰 | やること | 使うシート |
| 5 | そろえる | 現場が始まる前 | 元請けの現場担当者 | この現場だけの決まりを書き出す。他の現場と同じ項目は変えない | 現場ルールの習得 |
| 6 | 渡す | 入場した日 | 職長 | 朝礼のあとに本人と1項目ずつ歩いて回る | 現場ルールの習得 |
| 7 | 見る | 入場から3日 | 職長 | 声をかけずに見て、そのとおり動いたかを書く | 判定のものさし |
| 8 | 詰める | 入場から1週間 | 職長 → 本人 | 要のまま残った項目を伝え、なぜその決まりかを説明する | 集計とよみ方 |
| 9 | 共有する | 週に1回 | 職長 → 元請け | 要が残っている人と項目を、安全の打ち合わせで共有する | 次の打ち手 |
| 10 | 見直す | 工程が変わったとき | 元請けの現場担当者 | 通路や立入禁止の範囲が変わったら、項目を書き換えて配り直す | 現場ルールの習得 |
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 現場ルール習得確認表 判定のものさし | |||
| 2 | 育成板|習得は4段階で見ます。聞いたかどうかではなく、そのとおりに動いたかで判定します。説明を受けた記録は別に取ってください。 | |||
| 3 | ||||
| 4 | 習得 | 呼び方 | この状態が見えていれば通す | その線をどう引くか |
| 5 | 未 | 説明しただけ | 教えたが、本人がそのとおりに動く場面をまだ見ていない | 本人が実際にその場面に当たっていなければ未 |
| 6 | 要 | 言われれば直せる | 間違った動きをしたが、指摘するとその場で直せた | 同じ指摘が2回以上出ていれば要のまま |
| 7 | 可 | 一人でそのとおりに動けた | 声をかけなくても、決まりどおりの動きを2日続けた | 職長が見ていない時間帯の動きを、他の作業員に聞いて確かめる |
| 8 | 伝 | 新しく入った人に伝えられる | 自分が守るだけでなく、間違っている人に声をかけられた | 実際に他の人へ声をかけた場面があったかで見る |
| A | B | C | D | E | F | G | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 現場ルール習得確認表 現場ルールの習得 | ||||||
| 2 | 育成板|改修工事の現場に入った作業員1人ぶんの記入例です。見た場面の欄が空欄の項目には、習得を付けません。 | ||||||
| 3 | |||||||
| 4 | No | 覚えること | 覚えた状態 | 確かめ方 | 見た場面 | 習得 | 次の手 |
| 5 | 1 | 入退場の手続き | 朝礼に間に合う時刻に入り、退場も記録に残せる | 記録と実際の出入りが3日続けて合っているか | 9月1日から3日 記録と入退場が合っていた | 可 | 3か月後にもう一度見る |
| 6 | 2 | 立入禁止の範囲 | 囲われた場所に、用が無いのに入らない | 近道になる場所を通ろうとしないか | 9月2日 資材の近道を通ろうとし、声をかけて止めた | 要 | 囲いの意味を、その場で理由まで説明する |
| 7 | 3 | 通路と昇降の経路 | 決められた通路と階段を使い、開口部を渡らない | 荷物を持っているときも同じ経路を使うか | 9月3日 両手がふさがった状態でも階段を使っていた | 可 | 3か月後にもう一度見る |
| 8 | 4 | 朝礼と持ち場の確認 | その日の作業と、隣で動く職種を言える | 作業前に、上下で重なる作業があるかを確かめるか | 9月2日 上で足場の解体があることを把握していなかった | 要 | 朝礼のあと、上下作業の有無を口に出させる |
| 9 | 5 | 合図と声かけ | 重機の近くを通るときに、運転者と目を合わせる | 運転者が気づいたことを確かめてから動くか | 9月3日 掘削機の後方で立ち止まり、合図を待っていた | 可 | 3か月後にもう一度見る |
| 10 | 6 | 異常時の連絡 | 事故・けが・不具合を、決めた順番で伝えられる | 連絡の1件目が誰かを、その場で言えるか | (3日間で、この場面に当たらなかった) | 未 | 過去の事例で、連絡の順番を答えさせる |
| 11 | 7 | 整理と後片付け | 通路に物を置かず、その日のうちに戻す | 終業時に自分の持ち場を見て回るか | 9月1日と3日 終業時の片付けができていた。2日は残材が残った | 要 | 退場の前に持ち場を一周する手順を付ける |
| 12 | 8 | 飲料と休憩の取り方 | 暑さ指数が高い日に、決められた時間で休む | 声をかけられる前に休憩へ入るか | 9月2日 気温が高い日に、言われてから休憩へ入った | 要 | 休憩の時刻を作業計画に書き込ませる |
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 現場ルール習得確認表 集計とよみ方 | |||
| 2 | 育成板|数を出して終わりにしないためのシートです。その数から何が読めるかまで書きます。 | |||
| 3 | ||||
| 4 | 見るところ | 数 | この数から読めること | 放っておくとどうなるか |
| 5 | 未の項目 | 1件 | 異常時の連絡だけ、まだその場面に当たっていません。3日間で事故もけがも起きなかったということです。 | 当たらなかった場面をそのままにすると、実際に起きた日に誰にも伝わりません。 |
| 6 | 要が残っている項目 | 4件 | 立入禁止・朝礼・片付け・休憩の4つで、指摘が要る状態です。半分が要なら、まだ持ち場を離れて見ていられません。 | 要のまま人数を増やすと、職長が全員を目で追うことになり、他の作業が止まります。 |
| 7 | 可以上の項目 | 3件 | 入退場・通路・合図の3つは、声をかけなくても決まりどおり動けています。 | できている項目まで毎日確認すると、危ない項目に使う時間が残りません。 |
| 8 | 他の人へ声をかけられた項目 | 0件 | 8項目とも、まだ自分が守る段階です。伝える側に回るのは先になります。 | 伝えられる人が増えないと、新しく入る人のたびに職長の時間が同じだけ要ります。 |
| 9 | 見た場面が残っている日数 | 3日 | 9月1日から3日の3日ぶんが日付つきで残っています。判定の根拠を日付から追えます。 | 日付が無いと、後から「いつ見たのか」を説明できず、指摘の理由が伝わりません。 |
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 現場ルール習得確認表 次の打ち手 | ||||
| 2 | 育成板|見つかったときに何をするかを決めるシートです。「気をつける」で終わらせないために置いています。 | ||||
| 3 | |||||
| 4 | 見つかった状態 | やること | 使うもの | いつまでに | 確かめ方 |
| 5 | 要のまま人数を増やすことになった | 要が残っている人の持ち場を、職長から見える範囲にまとめます。人を分散させるのは、可がそろってからにします。 | この表の習得の欄と持ち場の割り当て | 人が増える前日 | 要の人の持ち場が、職長の見える範囲に固まっているか |
| 6 | 同じ項目で2回以上指摘が出た | その決まりの理由を、危なかった実例で説明し直します。「決まりだから」だけの説明では動きが変わりません。 | この表の覚えた状態の欄 | 2回目の指摘が出た日 | 説明したあとの3日間で、同じ指摘が出ていないか |
| 7 | 未の項目が残ったまま1週間が過ぎた | その場面が起きない現場なのか、当たっていないだけなのかを分けます。起きない現場なら行を消します。 | この表の見た場面の欄 | 入場から1週間 | 行を消したか、当てる場面を作ったかが記録に残っているか |
| 8 | 工程が進んで通路や立入禁止が変わった | 項目を書き換え、変わったところだけを朝礼で配り直します。全部を配り直すと、変わった箇所が埋もれます。 | この表の覚えることの欄 | 工程が切り替わる前日 | 変わった箇所だけを取り上げて周知した記録があるか |
| 9 | 応援の作業員が数日だけ入る | 入退場・立入禁止・通路・合図の4項目だけに絞って渡します。8項目を数日で埋めようとすると、どれも中途半端になります。 | この表の行のうち4つ | 応援が入る当日 | 絞った4項目について、見た場面が埋まっているか |
| 10 | |||||
| 11 | 利用上の注意 | ||||
| 12 | この様式に記入されている内容は、一般的な現場に入った直後の決まりごとの習得をもとに作成した例です。法令で定められた様式ではありません。 新たに現場へ入る人への教育は、労働安全衛生法にもとづく雇入れ時教育・作業内容変更時教育や、元請けが行う新規入場時の教育として別に定めがあります。この表はその実施記録の代わりにはなりません。 賃金・処遇に反映する場合は、就業規則および賃金規程に定めた手続きに従ってください。 作成・更新:育成板(SYOJIN / 商陣 https://syojin.com info@syojin.com) | ||||
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) 2ファイル(お手本・編集用) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4。シートごとに印刷でき、全部で5枚になります |
| シート | 使い方 / 判定のものさし / 本体 / 集計とよみ方 / 次の打ち手 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | お手本 約 16KB / 編集用 約 15KB / PDF 約 272KB |
| 更新日 | 2026-09-05 |
使い方
- まず「判定のものさし」シートで、未・要・可・伝の線を確認します。聞いたかどうかではなく、そのとおりに動いたかで判定します。
- 「現場ルールの習得」シートの覚えることを、この現場の決まりに合わせて書き換えます。他の現場と同じ項目は変えないでください。
- 入場した日は、朝礼のあとに職長が1項目ずつ現場を歩いて回ります。座って説明するだけにしないでください。
- 入場から3日は、声をかけずに見ます。声をかけた時点で、その場面は判定に使えません。
- 見た場面の欄に、日付と実際にあったことを書きます。空欄の項目には習得を付けません。
- 週に1回、要が残っている人と項目を安全の打ち合わせで共有します。職長ひとりで抱えないでください。
カスタマイズ方法
- 改修工事が中心の会社は、既存の設備や配管に触れてよい範囲の行を足してください。新築より線引きが細かくなります。
- 複数の元請けの現場に人を出す会社は、元請けごとに決まりが違う項目に印を付けてください。移った初日に見る項目が決まります。
- 一人親方や応援を多く使う現場は、行を4つに絞った短い版を別に作ってください。8項目は数日では埋まりません。
- 外国籍の作業員がいる現場は、覚えた状態の欄を絵か写真で示す形に置き換えてください。文の理解と、動けることは別です。
利用上の注意
- この表は、現場の決まりを本人が守れるようになったかを社内で確かめるための様式です。労働安全衛生法にもとづく雇入れ時教育・作業内容変更時教育・特別教育と、その記録は別に必要です。この表をそれらの記録の代わりにしないでください。
- 暑さ指数や熱中症への対応、立入禁止の措置には別の定めがあります。現場ごとの決まりは、元請けの安全衛生管理の方針を優先してください。
- 掲載している内容は、一般的なOJT・研修・スキル管理・評価の業務をもとに作成した参考例です。法令で定められた様式ではありません。
- 実際の業務内容に応じて調整してください。自社の評価制度・就業規則・社内規程がある場合は、そちらを優先してください。
- 内容は更新することがあります。このページの更新日(2026-09-05)をご確認ください。
- 本様式の利用によって生じたいかなる損害についても、当サイトは責任を負いません。
よくある質問
新規入場時の教育の記録と、この表はどう違いますか?
新規入場時の教育は「決められた内容を説明し、その実施を記録する」ものです。この表が残すのは、説明したあとに本人がそのとおり動けたかどうかの判定です。説明した記録は別の様式で残してください。この表はその代わりになりません。
3日で8項目すべてを見られますか?
お手本では7項目まで当たり、異常時の連絡だけが未で残りました。当たらない場面は無理に作らないでください。代わりに、過去に実際にあった事例で「あなたならどうするか」を答えさせ、その答えを見た場面の欄に書いてください。
応援で数日だけ入る人にも使いますか?
4項目に絞った短い版を使ってください。入退場・立入禁止・通路・合図の4つです。この4つは、その日のうちに当たり、当たらなければけがに直結します。残りの4項目は、続けて入ることが決まってから足してください。
職長が見ている前だけ守る人がいます。
判定のものさしで「職長が見ていない時間帯の動きを、他の作業員に聞いて確かめる」を可の条件にしています。見ている前で1回できたことを可にすると、この状態を通してしまいます。同じ持ち場の作業員に、離れていた時間の様子を聞いてください。