工具・保護具の使用習得確認表(Excel・無料)
建設の現場で毎日使う工具と保護具について、正しい扱いと、手を止める場面を1行ずつ並べた確認表のお手本です。工具を7種類ぶん記入済みで、けがにつながる使い方と、その場で止める条件まで書いてあります。編集用の空欄ファイルも付いています。
Excel(エクセル)形式 / PDF対応 / 更新日 2026-09-05
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ご回答は、次に作るテンプレートを決める材料にしています。
このシートは誰向けですか
- 作業員に工具を渡す前に確かめたい職長
- 工具の使い方を人によって教え方が違う状態を直したい専門工事会社の管理者
- けがの報告が特定の工具に集まっている現場の責任者
- 応援で入る人に、どこまで使わせてよいか決めたい元請けの現場担当者
どのような場面で使いますか
新しく入った作業員に工具を渡す前と、扱う工具が増えたときに使います。この表が見るのは持ち方ではなく、手を止められるかどうかです。お手本では、工具ごとに「この状態になったら使わない」を必ず1つ書き、刃やコードの状態を自分で見て止めた場面を判定の根拠にしています。
含まれる項目
このExcelには、次の内容が記入済みで入っています。自社に不要な項目は削除して構いません。
- 工具と保護具の習得(7行・6列の記入例つき)
- 列は No/工具・保護具/正しい扱い/この状態になったら使わない/よくあるけがの形/扱い
- 扱いの定義 4段階(触らせない/横で見ながら使える/一人で使える/他の人の使い方を止められる)
- 使い方 6段階(書き出す/決める/見せる/渡す/数える/止める)
- 集計とよみ方 5件(数だけでなく、放っておくとどうなるかまで記入済み)
- 次の打ち手 5件(いつまでに・何で確かめるかつき)
- 印刷範囲とページの区切りを設定済み
- お手本(記入済み)と編集用テンプレートの2ファイル
Excel画面のプレビュー
お手本のExcelを、シートごとにそのまま表示しています。5枚すべて見られます。伏せている箇所はありません。
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 工具・保護具の使用習得確認表 使い方 | ||||
| 2 | 育成板|工具・保護具の使用習得確認表を、誰がいつ書いて誰が判断するかを決めるシートです。 | ||||
| 3 | |||||
| 4 | 段階 | 時期 | 進めるのは誰 | やること | 使うシート |
| 5 | 書き出す | 表を作るとき | 職長 | 自社が実際に使う工具だけを書き出す。使わない工具の行は作らない | 工具と保護具の習得 |
| 6 | 決める | 表を作るとき | ベテランの作業員 | 工具ごとに「この状態になったら使わない」を1つ決める | 判定のものさし |
| 7 | 見せる | 初めて渡す日 | 職長 | 使う前の確認を先にやってみせ、傷んだ実物を並べて違いを見せる | 工具と保護具の習得 |
| 8 | 渡す | 見せた次の作業 | 職長 | 横で見ながら使わせ、使う前の確認を自分でやったかを書く | 工具と保護具の習得 |
| 9 | 数える | 月に1回 | 職長 | 扱いが1のままの工具が残っていないかを見る | 集計とよみ方 |
| 10 | 止める | 危ない使い方を見つけたとき | 職長 | その場で作業を止め、なぜ止めたかをその日のうちに全員へ伝える | 次の打ち手 |
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 工具・保護具の使用習得確認表 判定のものさし | |||
| 2 | 育成板|扱いは4段階で見ます。使えるかどうかではなく、使わない判断ができるかで分けます。危ない状態のまま作業を続けるほうが、下手に使うより事故に近くなります。 | |||
| 3 | ||||
| 4 | 扱い | 呼び方 | この状態が見えていれば通す | その線をどう引くか |
| 5 | 0 | 触らせない | まだ使わせておらず、危ない状態を見分けられない | 刃やコードの傷んだ状態を見せて、違いを言えなければ0 |
| 6 | 1 | 横で見ながら使える | 使えるが、傷んだ状態に自分では気づいていない | 使う前の確認を、こちらから促しているうちは1 |
| 7 | 2 | 一人で使える | 使う前に自分で状態を見て、傷んでいれば使わない | 実際に、傷んだ工具を自分の判断で使わなかった場面があるかで見る |
| 8 | 3 | 他の人の使い方を止められる | 危ない使い方をしている人に、その場で声をかけられる | 声をかけた場面が記録に残っているかで見る |
| A | B | C | D | E | F | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 工具・保護具の使用習得確認表 工具と保護具の習得 | |||||
| 2 | 育成板|内装と改修の作業をする会社の記入例です。「この状態になったら使わない」の欄が空欄の行を作らないでください。 | |||||
| 3 | ||||||
| 4 | No | 工具・保護具 | 正しい扱い | この状態になったら使わない | よくあるけがの形 | 扱い |
| 5 | 1 | 丸のこ | 定盤に押し当てて送り、切り終わるまで手を離さない | 刃が欠けている、カバーが戻らない、コードの被覆が破れている | 反発した材料が手前へ跳ね、手や腹に当たる | 2 |
| 6 | 2 | ディスクグラインダ | 砥石の回る向きに立たず、火花の飛ぶ先を先に確かめる | 砥石にひびがある、カバーを外している、有効期限が切れている | 砥石が割れて破片が顔に飛ぶ | 1 |
| 7 | 3 | 電動ドリル | 材料を固定してから当て、体で押さえて支えない | キーが刺さったまま、コードが継ぎ足しになっている | 材料が回って手をはさむ | 2 |
| 8 | 4 | 高圧の釘打機 | 空撃ちをせず、打つ先の裏に人がいないか確かめる | 安全装置を固定している、ホースが折れている | 打った釘が材料を抜けて裏側の人に当たる | 1 |
| 9 | 5 | 脚立 | 天板に乗らず、開き止めを最後まで掛ける | 開き止めが壊れている、脚のゴムが片方無い | 横向きに乗って倒れ、頭から落ちる | 2 |
| 10 | 6 | 保護めがねと防じんマスク | 粉じんの出る作業では、始める前から着ける | めがねに深い傷がある、マスクの吸収缶の期限が切れている | 目に破片が入る、粉じんを吸い続ける | 2 |
| 11 | 7 | 安全帯と保護帽 | あごひもを締め、フックを腰より高い位置に掛ける | あごひもが切れている、ランヤードに擦れた跡がある | 落下したときに帽子が外れ、頭を打つ | 1 |
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 工具・保護具の使用習得確認表 集計とよみ方 | |||
| 2 | 育成板|数を出して終わりにしないためのシートです。その数から何が読めるかまで書きます。 | |||
| 3 | ||||
| 4 | 見るところ | 数 | この数から読めること | 放っておくとどうなるか |
| 5 | 扱いが1の工具 | 3件 | グラインダ・釘打機・安全帯の3つで、傷んだ状態に自分では気づけていません。この3つはけがが重くなる工具です。 | 1のまま一人で使わせると、傷んだ状態のまま作業が続き、止める人がいなくなります。 |
| 6 | 扱いが2以上の工具 | 4件 | 丸のこ・ドリル・脚立・保護めがねは、使う前の確認を自分でできています。 | 確認できている工具まで毎回横に付くと、1の工具に使う時間が残りません。 |
| 7 | 使わない条件が空欄の行 | 0件 | 7種類すべてに、その場で使うのをやめる条件が書かれています。ここが空欄だと、判断が人によって変わります。 | 条件が無いと、傷んでいても「まだ使える」と言う人と、止める人に分かれます。 |
| 8 | 扱いが3の工具 | 0件 | 7種類とも、まだ他の人を止める段階ではありません。止められるのは職長だけの状態です。 | 止められる人が職長だけだと、職長が別の階にいる時間は誰も止めません。 |
| 9 | 扱う工具の種類 | 7件 | 実際に使う工具だけを書いています。使わない工具の行を作っていません。 | 使わない工具の行があると、埋まらない行が残り、表全体が見られなくなります。 |
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 工具・保護具の使用習得確認表 次の打ち手 | ||||
| 2 | 育成板|見つかったときに何をするかを決めるシートです。「気をつける」で終わらせないために置いています。 | ||||
| 3 | |||||
| 4 | 見つかった状態 | やること | 使うもの | いつまでに | 確かめ方 |
| 5 | 扱いが1の工具を一人で使わせることになった | その工具だけ、使う前の確認を職長が横で見ます。作業そのものは任せ、確認の場面だけ立ち会います。 | この表の使わない条件の欄 | その作業の当日 | 使う前の確認を、本人が声に出して行ったか |
| 6 | 傷んだ工具がそのまま使われていた | その場で回収し、なぜ使ってはいけないかを実物で全員に見せます。口頭の周知だけでは、次に同じ物が出てきます。 | 回収した実物 | 見つけたその日 | 回収した工具が、現場から実際に無くなっているか |
| 7 | 同じ工具でけがが2回起きた | 正しい扱いの欄を書き直します。使い方ではなく、作業の順番や材料の固定に原因があることが多いので、そこから見ます。 | この表の正しい扱いの欄 | 2回目が起きた週のうち | 書き直したあとの作業で、同じ形のけがが出ていないか |
| 8 | 新しい工具を使うことになった | 行を1つ足し、ベテランの作業員に使わない条件とけがの形を書いてもらいます。書いてから初めて人に渡します。 | この表の行を1つ | 最初に使う日の前 | 新しい行のけがの形の欄が、空欄のままになっていないか |
| 9 | 止められる人が職長だけになっている | 扱いが2の工具から、他の人の使い方を見る役を回します。まず同じ持ち場の2人で互いに見合わせます。 | この表の扱いの欄 | 四半期に1回 | 職長以外が声をかけた場面が、記録に1件以上あるか |
| 10 | |||||
| 11 | 利用上の注意 | ||||
| 12 | この様式に記入されている内容は、一般的な毎日使う工具と保護具の扱いの習得をもとに作成した例です。法令で定められた様式ではありません。 研削といしの取替え、高所での墜落制止用器具の使用、粉じん作業などには、労働安全衛生法にもとづく特別教育や保護具の要件が別に定められています。この表はその教育の記録の代わりにはなりません。 賃金・処遇に反映する場合は、就業規則および賃金規程に定めた手続きに従ってください。 作成・更新:育成板(SYOJIN / 商陣 https://syojin.com info@syojin.com) | ||||
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) 2ファイル(お手本・編集用) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4。シートごとに印刷でき、全部で5枚になります |
| シート | 使い方 / 判定のものさし / 本体 / 集計とよみ方 / 次の打ち手 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | お手本 約 16KB / 編集用 約 15KB / PDF 約 264KB |
| 更新日 | 2026-09-05 |
使い方
- まず自社が実際に使う工具だけを書き出します。使わない工具の行は作らないでください。
- 工具ごとに「この状態になったら使わない」を1つ決めます。ここを空欄にすると、判断が人によって変わります。
- よくあるけがの形の欄に、実際に起きたか、起きかけたことを書きます。「気をつける」とは書かないでください。
- 初めて渡す日は、使う前の確認を先にやってみせ、傷んだ実物と正常な実物を並べて違いを見せます。
- 使う前の確認を本人が自分でやるようになったら2にします。こちらから促しているうちは1のままです。
- 月に1回、1のままの工具が残っていないかを見ます。残っていたら、その工具を使う作業に当ててください。
カスタマイズ方法
- 解体工事が中心の会社は、粉じんと石綿に関わる保護具の行を分けてください。作業ごとに要る保護具が変わります。
- 電気工事の会社は、絶縁用の保護具と防具の行を足し、耐圧試験の期限を使わない条件に書いてください。
- 高所の作業が多い会社は、安全帯の行を胴ベルト型とフルハーネス型で分けてください。掛ける位置の決まりが違います。
- 複数の会社の作業員が混ざる現場は、扱いの欄の右に会社名の列を足してください。誰の指示で止めるかが変わります。
利用上の注意
- この表は、工具と保護具の扱いを社内で確かめるための様式です。労働安全衛生法にもとづく特別教育・就業制限・保護具の規格や点検の要件は別に定められています。この表をその記録の代わりにしないでください。
- 工具そのものの点検と記録は、この表では扱いません。機械や器具の状態を見る様式は姉妹サイトの点検板にあります。
- 掲載している内容は、一般的なOJT・研修・スキル管理・評価の業務をもとに作成した参考例です。法令で定められた様式ではありません。
- 実際の業務内容に応じて調整してください。自社の評価制度・就業規則・社内規程がある場合は、そちらを優先してください。
- 内容は更新することがあります。このページの更新日(2026-09-05)をご確認ください。
- 本様式の利用によって生じたいかなる損害についても、当サイトは責任を負いません。
よくある質問
資格を持っていれば、扱いは2にしてよいですか?
いいえ。この表が見ているのは、資格の有無ではなく「傷んだ状態を自分で見つけて使わない判断ができるか」です。技能講習や特別教育を修了していても、その現場の工具の状態を見て止めた場面が無ければ1のままにしてください。資格の管理は別の様式で行ってください。
工具は何種類まで書けばよいですか?
毎日か毎週使うものだけにしてください。お手本は7種類です。年に数回しか使わない工具を並べると、埋まらない行が残り、表全体が見られなくなります。たまに使う工具は、使う前にその都度、使わない条件だけを口頭で確認してください。
「この状態になったら使わない」は誰が決めますか?
実際にその工具を毎日使っているベテランの作業員に書いてもらってください。取扱説明書から写すと、現場で実際に起きる傷み方が抜けます。お手本の「カバーが戻らない」「開き止めが壊れている」は、どれも現場でよく見る形です。
扱いが3(他の人を止められる)まで要りますか?
人数が増えるほど要ります。職長ひとりが全員を見ていられるのは数人までです。お手本では7種類とも3が0件でした。まず扱いが2の工具から、同じ持ち場の2人で互いに見合わせる形を作ってください。声をかけた場面を1件でも記録に残せば、そこから広がります。