若手技術者の現場経験台帳(Excel・無料)
若手の技術者について、どの工事にどの立場で入ったかを1枚に残す台帳のお手本です。工事を7件ぶん記入済みで、経験していない工種と規模が見えるようにしてあり、次にどの現場へ入れるかを決める材料になります。編集用の空欄ファイルも付いています。
Excel(エクセル)形式 / PDF対応 / 更新日 2026-09-06
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ご回答は、次に作るテンプレートを決める材料にしています。
このシートは誰向けですか
- 若手をどの現場へ入れるかを決める工事部門の責任者
- 技術者の資格の受験を計画している総務の担当者
- 同じ工種の現場ばかりに人を入れてしまっている会社の経営者
- 経験の偏りが気になっている若手の技術者本人
どのような場面で使いますか
若手を次にどの現場へ入れるかを決めるときと、資格の受験の要件を確かめるときに使います。「経験を積ませる」は、記録が無いと順番が決まりません。お手本では、工種と規模と立場を並べ、まだ入っていない組み合わせが分かる形にしています。
含まれる項目
このExcelには、次の内容が記入済みで入っています。自社に不要な項目は削除して構いません。
- 現場経験の台帳(7行・7列の記入例つき)
- 列は No/工事の名称/工種/規模/立場/担当した範囲/期間
- 立場の定義 3段階(補助として入った/一部を担当した/現場を任された)
- 使い方 6段階(書き出す/埋める/見る/当てる/更新する/使う)
- 集計とよみ方 5件(数だけでなく、放っておくとどうなるかまで記入済み)
- 次の打ち手 5件(いつまでに・何で確かめるかつき)
- 印刷範囲とページの区切りを設定済み
- お手本(記入済み)と編集用テンプレートの2ファイル
Excel画面のプレビュー
お手本のExcelを、シートごとにそのまま表示しています。5枚すべて見られます。伏せている箇所はありません。
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 若手技術者の現場経験台帳 使い方 | ||||
| 2 | 育成板|若手技術者の現場経験台帳を、誰がいつ書いて誰が判断するかを決めるシートです。 | ||||
| 3 | |||||
| 4 | 段階 | 時期 | 進めるのは誰 | やること | 使うシート |
| 5 | 書き出す | 台帳を作るとき | 工事部門の責任者 | 過去に入った工事を、着工の順に書き出す | 現場経験の台帳 |
| 6 | 埋める | 台帳を作るとき | 本人 → 責任者 | 工種・規模・立場・担当した範囲を本人に書かせ、責任者が確かめる | 判定のものさし |
| 7 | 見る | 半期に1回 | 工事部門の責任者 | 経験していない工種と規模の組み合わせを挙げる | 集計とよみ方 |
| 8 | 当てる | 次の現場を決めるとき | 工事部門の責任者 | 足りない経験に当たる現場へ入れる。同じ工種を続けない | 次の打ち手 |
| 9 | 更新する | 現場が終わったとき | 本人 | 終わった日に1行足す。まとめて書かない | 現場経験の台帳 |
| 10 | 使う | 資格の受験の前 | 総務の担当者 | 受験の要件と突き合わせ、足りない経験を挙げる | 次の打ち手 |
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 若手技術者の現場経験台帳 判定のものさし | |||
| 2 | 育成板|立場は3段階で見ます。現場に居た期間ではなく、何を任されたかで書きます。見ていただけの現場は、経験として数えません。 | |||
| 3 | ||||
| 4 | 立場 | 呼び方 | この状態が見えていれば通す | その線をどう引くか |
| 5 | 補 | 補助として入った | 先輩の指示で動き、自分の判断はほとんど無かった | 自分で決めた場面が記録に残っていなければ補 |
| 6 | 担 | 一部を担当した | 工区か工種を任され、その範囲の判断をした | 担当した範囲を自分の言葉で言えるかで見る |
| 7 | 責 | 現場を任された | 現場全体の工程・安全・書類の判断をした | 発注者や協力会社への窓口になっていたかで見る |
| A | B | C | D | E | F | G | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 若手技術者の現場経験台帳 現場経験の台帳 | ||||||
| 2 | 育成板|入社4年目の技術者1人ぶんの記入例です。現場が終わった日に1行足してください。まとめて書くと、担当した範囲が思い出せません。 | ||||||
| 3 | |||||||
| 4 | No | 工事の名称 | 工種 | 規模 | 立場 | 担当した範囲 | 期間 |
| 5 | 1 | 事務所ビルの内装改修 | 内装 | 延べ800平方メートル | 補 | 写真と日報。判断はしていない | 2023-04〜2023-08 |
| 6 | 2 | 共同住宅の外壁改修 | 外装 | 延べ1200平方メートル | 補 | 足場の管理と近隣への連絡 | 2023-09〜2024-01 |
| 7 | 3 | 店舗の内装工事 | 内装 | 延べ300平方メートル | 担 | 仕上げの工区1つ。手直しの指示まで | 2024-02〜2024-05 |
| 8 | 4 | 事務所ビルの設備更新 | 設備 | 延べ2000平方メートル | 補 | 取り合いの記録と、検査の写真 | 2024-06〜2024-11 |
| 9 | 5 | 倉庫の内装工事 | 内装 | 延べ1500平方メートル | 担 | 内装の工区2つ。協力会社との調整も | 2024-12〜2025-04 |
| 10 | 6 | 共同住宅の内装改修 | 内装 | 延べ900平方メートル | 担 | 住戸の内装全体。工程の組み直しも | 2025-05〜2025-10 |
| 11 | 7 | 店舗の改修工事 | 内装 | 延べ400平方メートル | 責 | 現場全体。発注者への報告と検査の窓口 | 2025-11〜2026-03 |
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 若手技術者の現場経験台帳 集計とよみ方 | |||
| 2 | 育成板|数を出して終わりにしないためのシートです。その数から何が読めるかまで書きます。 | |||
| 3 | ||||
| 4 | 見るところ | 数 | この数から読めること | 放っておくとどうなるか |
| 5 | 入った工事の件数 | 7件 | 2023年4月から2026年3月までの3年で7件です。着工の順に並べています。 | 件数だけでは足りません。工種と規模が偏っていないかを一緒に見ます。 |
| 6 | 内装の工事 | 5件 | 7件のうち5件が内装です。経験が1つの工種に寄っています。 | 同じ工種を続けると、他の工種の現場で一から覚え直すことになります。 |
| 7 | 入っていない工種 | 2件 | 土工と躯体の工事に入っていません。自社が請け負う工種のうち2つが空いています。 | 入っていない工種があると、その現場に人を出せず、受注の幅が狭くなります。 |
| 8 | 責の立場で入った件数 | 1件 | 最後の1件だけ、現場全体を任されています。それまでは補と担でした。 | 責の経験が1件だと、規模の大きい現場を任せる判断ができません。 |
| 9 | 規模の一番大きい工事 | 延べ2000平方メートル | 設備更新の1件です。ただしこの現場では立場が補でした。 | 大きい現場に入っていても、立場が補なら判断の経験にはなりません。 |
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 若手技術者の現場経験台帳 次の打ち手 | ||||
| 2 | 育成板|見つかったときに何をするかを決めるシートです。「気をつける」で終わらせないために置いています。 | ||||
| 3 | |||||
| 4 | 見つかった状態 | やること | 使うもの | いつまでに | 確かめ方 |
| 5 | 同じ工種の現場が3件続いた | 次は別の工種の現場に入れます。続けると、その工種しかできない技術者になります。 | この表の工種の欄 | 次の現場を決めるとき | 次に入った現場が、直前と違う工種か |
| 6 | 責の立場が1件しかない | 規模の小さい現場から責で入れます。大きい現場でいきなり責にすると、判断が追いつきません。 | この表の立場の欄 | 半期に1回 | 責で入った件数が、半期で1件以上増えているか |
| 7 | 現場が終わってから何か月も書いていない | 終わった日に1行足す形に戻します。まとめて書くと、担当した範囲が思い出せません。 | この表を1行 | 現場が終わったその週 | 直近の現場が、終わった月のうちに書かれているか |
| 8 | 資格の受験の要件に足りない経験がある | 足りない経験に当たる現場を、受験の前までに1件入れます。要件は先に確かめてください。 | 受験の要件と、この表 | 受験の1年前 | 足りない経験に当たる現場へ入った日があるか |
| 9 | 立場が補のまま2年が過ぎた | 担で入れる工区を1つ決めます。補のまま年数だけが増えると、本人が現場を離れます。 | この表の立場の欄 | 半期に1回 | 担以上で入った現場が、直近1年で1件以上あるか |
| 10 | |||||
| 11 | 利用上の注意 | ||||
| 12 | この様式に記入されている内容は、一般的な誰にどの工事を経験させたかの把握をもとに作成した例です。法令で定められた様式ではありません。 主任技術者・監理技術者の要件や、施工管理技士の受験に必要な実務経験の内容と年数は、建設業法および関係する制度に定めがあります。この台帳は社内で経験の偏りを見るためのもので、実務経験の証明の代わりにはなりません。 賃金・処遇に反映する場合は、就業規則および賃金規程に定めた手続きに従ってください。 作成・更新:育成板(SYOJIN / 商陣 https://syojin.com info@syojin.com) | ||||
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) 2ファイル(お手本・編集用) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4。シートごとに印刷でき、全部で5枚になります |
| シート | 使い方 / 判定のものさし / 本体 / 集計とよみ方 / 次の打ち手 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | お手本 約 15KB / 編集用 約 15KB / PDF 約 248KB |
| 更新日 | 2026-09-06 |
使い方
- まず、過去に入った工事を着工の順に書き出します。見ていただけの現場は、立場を補としてください。
- 工種・規模・立場・担当した範囲を、本人に書かせて責任者が確かめます。本人の記憶だけで通さないでください。
- 半期に1回、経験していない工種と規模の組み合わせを挙げます。
- 次の現場を決めるときに、足りない経験に当たる現場へ入れます。同じ工種を3件続けないでください。
- 現場が終わった日に1行足します。まとめて書くと、担当した範囲が思い出せません。
- 資格の受験の前に、要件と突き合わせて足りない経験を挙げます。要件は先に確かめてください。
カスタマイズ方法
- 土木を請け負う会社は、工種の欄を道路・河川・造成などに置き換えてください。規模の書き方も変わります。
- 公共工事を受注する会社は、発注者の区分の列を足してください。受験の要件で見られることがあります。
- 設備の工事が中心の会社は、規模を面積ではなく系統の数や台数で書いてください。
- 複数の会社を経験している人を採用した会社は、前職の欄を分けてください。自社で確かめられる範囲が違います。
利用上の注意
- この台帳は、社内で経験の偏りを見るための様式です。施工管理技士の受験や、主任技術者・監理技術者の要件に必要な実務経験の証明は、制度の定めに従って別に整えてください。この台帳はその証明にはなりません。
- 本人が書いた内容は、責任者が現場の記録と突き合わせて確かめてください。記憶だけで書くと、担当した範囲が実際より広くなります。
- 掲載している内容は、一般的なOJT・研修・スキル管理・評価の業務をもとに作成した参考例です。法令で定められた様式ではありません。
- 実際の業務内容に応じて調整してください。自社の評価制度・就業規則・社内規程がある場合は、そちらを優先してください。
- 内容は更新することがあります。このページの更新日(2026-09-06)をご確認ください。
- 本様式の利用によって生じたいかなる損害についても、当サイトは責任を負いません。
よくある質問
現場に居た期間を書けば足りませんか?
足りません。同じ2年でも、補として写真を撮っていたのか、工区を任されて手直しの指示まで出していたのかで、身についたものが違います。お手本では立場を3段階にして、担当した範囲を1行で書かせています。
同じ工種の現場が続くのは、効率がよいのでは?
短期では効率がよく、長期では技術者が育ちません。お手本では7件のうち5件が内装で、土工と躯体に入っていません。この状態だと、その工種の現場に人を出せず、受注の幅が狭くなります。3件続いたら、次は別の工種にしてください。
資格の受験の証明に使えますか?
使えません。受験に必要な実務経験の証明は、制度の定めに従って別に整えてください。この台帳は、社内で「どの経験が足りないか」を見るためのものです。受験の1年前に要件と突き合わせて、足りない経験に当たる現場へ入れる、という使い方をしてください。
まとめて書いてはいけませんか?
現場が終わった日に書いてください。半年たつと、自分がどこまで判断したのかが思い出せず、実際より広く書きがちです。責任者が現場の記録と突き合わせて確かめるところまでを1組にしてください。