数字で追えない職種の目標設定シート(Excel・無料)
経理・総務・人事など、売上や件数を持たない職種の目標を、行動と状態で置いたお手本です。総務担当1人ぶんの5件を記入済みで、達成したかどうかを第三者が判定できる形にしてあります。編集用の空欄ファイルも付いています。
Excel(エクセル)形式 / PDF対応 / 更新日 2026-09-04
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ご回答は、次に作るテンプレートを決める材料にしています。
このシートは誰向けですか
- 間接部門の目標が毎期同じ文言になっている人事担当者
- 経理・総務・人事の部下を持つ管理職
- 数字を持たない職種の評価に困っている経営者
- 自分の目標が「正確に処理する」から進まない担当者
どのような場面で使いますか
間接部門に目標を書かせると「正確に処理する」「効率化する」で止まってしまうときに使います。お手本では、日常業務そのものを目標にせず、いまより良くなる一歩だけを目標に置いています。
含まれる項目
このExcelには、次の内容が記入済みで入っています。自社に不要な項目は削除して構いません。
- 行動目標(5行・7列の記入例つき)
- 列は No/困っていること/目標(何を作る・変える)/終わった状態/期限/期末に出せる現物/判定
- 判定の定義 4段階(日常業務を書いている/状態が書かれていない/成果物で判定できる/成果物が使われている)
- 使い方 6段階(棚おろす/選ぶ/形にする/確定する/追う/締める)
- 進捗とよみ方 5件(数だけでなく、そこから読めることまで記入済み)
- 次の打ち手 5件(そのときに何をするか)
- 印刷範囲とページの区切りを設定済み
- お手本(記入済み)と編集用テンプレートの2ファイル
Excel画面のプレビュー
お手本のExcelを、シートごとにそのまま表示しています。5枚すべて見られます。伏せている箇所はありません。
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 数字で追えない職種の目標設定シート 使い方 | ||||
| 2 | 育成板|数字で追えない職種の目標設定シートを、誰がいつ書いて誰が承認するかを決めるシートです。 | ||||
| 3 | |||||
| 4 | 段階 | 時期 | 進めるのは誰 | やること | 使うシート |
| 5 | 棚おろす | 期初の第1週 | 本人 | 日常業務を書き出す。**これは目標にしない**。目標との線を引くために書く | 行動目標 |
| 6 | 選ぶ | 期初の第1週 | 本人 | 日常業務のうち、いま困っていることを3〜5件選ぶ | 行動目標 |
| 7 | 形にする | 期初の第2週 | 上司 → 本人 | 終わった状態を成果物で言い換える。「効率化する」を止める | 良い目標の見分け方 |
| 8 | 確定する | 期初の第3週 | 上司 | 期末に現物が出せるかを確かめてから承認する | 行動目標 |
| 9 | 追う | 毎月 | 本人 | 進んだ量ではなく、成果物がどこまでできたかを書く | 行動目標 |
| 10 | 締める | 期末 | 本人 → 上司 | 現物を並べて確かめる。使われたかどうかも見る | 進捗とよみ方 |
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 数字で追えない職種の目標設定シート 良い目標の見分け方 | |||
| 2 | 育成板|数字が無くても、達成したかどうかは判定できます。**「誰が見ても同じ判定になるか」**だけを見ます。 | |||
| 3 | ||||
| 4 | 判定 | 呼び方 | こう書けていれば通す | その線をどう引くか |
| 5 | 不可 | 日常業務を書いている | 「正確に処理する」「期日を守る」など、もともとやるべきことをそのまま書いている | それをやらないと問題になることは目標ではない。日常業務として外す |
| 6 | 要修正 | 状態が書かれていない | 「改善する」「見直す」で終わり、何がどうなったら終わりかが無い | 終わった状態を1文で言えなければ要修正 |
| 7 | 可 | 成果物で判定できる | 文書・手順・一覧など、期末に現物があるかどうかで判定できる | 期末に「これです」と出せるものがあるかで見る |
| 8 | 良 | 成果物が使われている | 作っただけでなく、他の人がそれを使って動いた実績がある | 作った人以外が使ったかどうかで見る |
| A | B | C | D | E | F | G | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 数字で追えない職種の目標設定シート 行動目標 | ||||||
| 2 | 育成板|総務担当1人ぶんの記入例です。すべて期末に現物で確かめられる形にしてあります。 | ||||||
| 3 | |||||||
| 4 | No | 困っていること | 目標(何を作る・変える) | 終わった状態 | 期限 | 期末に出せる現物 | 判定 |
| 5 | 1 | 備品の発注を毎回その場で判断していて、担当が休むと止まる | 備品の発注基準を文書にする | 品目ごとの発注点と発注先が一覧になり、担当以外が発注できる | 2026-06-30 | 備品発注基準(1枚)と、担当以外が発注した記録 | 良 |
| 6 | 2 | 入退社の手続きで毎回抜けが出る | 入退社の手続きチェック表を作る | 手続きの順番と提出先が並び、抜けが出たら気づける | 2026-07-31 | 入退社チェック表と、それを使った3人分の記録 | 良 |
| 7 | 3 | 社内からの問い合わせが同じ内容で繰り返し来る | 上位10件の質問に答えを書いて社内に置く | 上位10件の答えが文書になり、その場所が社内に周知されている | 2026-08-31 | 社内向けQ&A(10件)と周知したときの案内文 | 可 |
| 8 | 4 | 契約書の保管場所が人によって違う | 契約書の保管ルールを決めて集約する | 保管場所が1か所に決まり、一覧から現物にたどれる | 2026-09-30 | 契約書一覧と、集約後の保管場所の写真 | 可 |
| 9 | 5 | 郵便物の仕分けに毎朝30分かかっている | 仕分けの手順を見直して時間を半分にする | 朝の仕分けが15分以内で終わる日が、月の8割以上 | 2026-09-30 | 見直し後の手順と、1か月の所要時間の記録 | 可 |
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 数字で追えない職種の目標設定シート 進捗とよみ方 | |||
| 2 | 育成板|数を出して終わりにしないためのシートです。その数から何が読めるかまで書きます。 | |||
| 3 | ||||
| 4 | 見るところ | 数 | この数から読めること | 放っておくとどうなるか |
| 5 | 日常業務をそのまま書いた目標 | 0件 | 5件とも、いま困っていることから作った目標です。「正確に処理する」のような日常業務は入っていません。 | 日常業務を目標にすると、毎期同じ文言が並びます。達成しても何も変わりません。 |
| 6 | 期末に現物が出せない目標 | 0件 | 5件すべてに、期末に出せる現物が書かれています。文書・記録・写真のいずれかです。 | 現物が無い目標は、期末に「やりました」の一言で終わります。判定が上司の印象になります。 |
| 7 | 作っただけで使われていない目標 | 3件 | 判定が「可」の3件は、作ったところまでです。他の人が使った実績はまだありません。 | 作って終わりだと、翌期に同じ困りごとがまた出ます。使われて初めて困りごとが消えます。 |
| 8 | 困っていることの欄が空欄 | 0件 | 5件とも、どう困っているかが具体的に書かれています。誰がいつ困るかまで入っています。 | 困りごとから始めない目標は、期の途中で「これは何のためだったか」が分からなくなります。 |
| 9 | 期限が期末に固まっている目標 | 2件 | 5件中2件が9月末です。3件は期の途中に置かれています。 | すべてが期末だと、期の後半に作業が集中します。中間で進捗を見る意味も薄れます。 |
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 数字で追えない職種の目標設定シート 次の打ち手 | ||||
| 2 | 育成板|中間や期末に見つかったときに何をするかを決めるシートです。「がんばる」で終わらせないために置いています。 | ||||
| 3 | |||||
| 4 | 見つかった状態 | やること | 使うもの | いつまでに | 確かめ方 |
| 5 | 「効率化する」で止まっている目標がある | 何がどうなったら効率化したと言えるかを聞き、その答えを終わった状態の欄に書きます。答えられないなら、その目標はまだ形になっていません。 | 良い目標の見分け方シート | 期初の第2週 | 終わった状態の欄が、現物または数で埋まっているか |
| 6 | 期末に出せる現物が書けない目標がある | 目標そのものを作り直します。現物が無い目標は、期末に判定できません。 | このシートの現物の欄 | 期初の第3週 | 全件に、期末に出せる現物が書かれているか |
| 7 | 作っただけで使われていない | 作った成果物を、他の人が使う場を1回作ります。使ってもらって初めて、困りごとが消えたかが分かります。 | このシートと作った成果物 | 翌期の第1四半期 | 作った人以外が、その成果物を使って作業した記録があるか |
| 8 | 期限が期末に固まっている | 半分を期の中間までに前倒しします。全部が期末だと、後半に作業が集中して質が落ちます。 | このシートの期限の欄 | 期初の第3週 | 期の中間までに期限が来る目標が、半分以上あるか |
| 9 | 毎期同じ目標が並んでいる | 困りごとの棚おろしからやり直します。同じ目標が並ぶのは、困りごとではなく日常業務を書いているサインです。 | このシートと前期のもの | 期初の第1週 | 前期と同じ文言の目標が1件も無いか |
| 10 | |||||
| 11 | 利用上の注意 | ||||
| 12 | この様式に記入されている内容は、一般的な売上や件数を持たない職種をもとに作成した例です。法令で定められた様式ではありません。 行動を目標にする場合も、達成度を賃金や賞与に反映するなら、その決め方を賃金規程に定めてください。 賃金・処遇に反映する場合は、就業規則および賃金規程に定めた手続きに従ってください。 作成・更新:育成板(SYOJIN / 商陣 https://syojin.com info@syojin.com) | ||||
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) 2ファイル(お手本・編集用) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4。シートごとに印刷でき、全部で5枚になります |
| シート | 使い方 / 良い目標の見分け方 / 本体 / 進捗とよみ方 / 次の打ち手 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | お手本 約 15KB / 編集用 約 15KB / PDF 約 240KB |
| 更新日 | 2026-09-04 |
使い方
- まず「良い目標の見分け方」シートで、不可・要修正・可・良の線を確認します。**日常業務は目標にしません。**
- 「行動目標」シートの左端に、いま困っていることを書きます。目標より先に、困りごとから始めます。
- 困りごとを「何を作る・変える」に言い換えます。ここで「効率化する」を使わないでください。
- 終わった状態を書きます。期末に現物で確かめられる形にします。文書・記録・写真のいずれかです。
- 期限を置きます。**半分は期の中間までに前倒し**します。全部を期末に置くと、後半に作業が集中します。
- 期末に現物を並べて判定します。作っただけなら「可」、他の人が使っていれば「良」です。
カスタマイズ方法
- 数字で追える職種は、MBO目標設定シートを使ってください。行動で置くと、成果が評価に反映されません。
- 経理のように締めの周期がある職種は、期限を締めの後に置いてください。締めの最中に期限が来ると必ず後回しになります。
- 1人しかいない部署では、成果物を使う相手が社内の別部署になります。使ってもらう相手を先に決めておいてください。
- 目標が3件を超えると現物が作りきれません。人数の少ない部署は3件に絞ってください。
- 「良」まで求めるのが厳しい会社は、期の目標を「可」までにして、翌期に「使われている状態」を目標にする2段構えにしてください。
利用上の注意
- このシートは目標の立て方の例です。行動を目標にする場合も、達成度を賃金・賞与に反映するなら、その決め方を賃金規程に定めて周知してください。
- 作った文書や手順を社外に出す場合は、社内の情報の扱いの決まりに従ってください。
- 掲載している内容は、一般的なOJT・研修・スキル管理・評価の業務をもとに作成した参考例です。法令で定められた様式ではありません。
- 実際の業務内容に応じて調整してください。自社の評価制度・就業規則・社内規程がある場合は、そちらを優先してください。
- 内容は更新することがあります。このページの更新日(2026-09-04)をご確認ください。
- 本様式の利用によって生じたいかなる損害についても、当サイトは責任を負いません。
よくある質問
「正確に処理する」を目標にしてはいけませんか?
目標にはしないでください。それをやらないと問題になることは、日常業務であって目標ではありません。毎期同じ文言が並び、達成しても何も変わりません。お手本では、日常業務を先に書き出して線を引き、そこから困りごとを選ぶ順にしています。
数字が本当に作れない仕事もあります
数字は必須ではありません。お手本の5件のうち、数が入っているのは1件だけです。残りは「現物があるか」で判定します。無理に数字を作ると、測れるが意味の無い指標になります。
「可」と「良」の差が分かりません
作った人以外が使ったかどうかです。手順書を作った段階が「可」、他の人がその手順書を見て作業した記録があれば「良」です。作って終わりだと、翌期に同じ困りごとがまた出ます。
目標が毎期同じになってしまいます
困りごとの棚おろしから始めていない可能性が高いです。お手本では、目標の欄より先に「困っていること」の欄を置いています。困りごとが同じなら、前期の目標が効いていないということなので、やり方を変えてください。