物件調査の習得確認表(Excel・無料)
物件の調査について、調べる先ごとに何を確かめるかを並べた確認表のお手本です。調べる先を7つ記入済みで、聞いた内容を誰から聞いたかまで残す形にしてあり、調べたつもりで抜ける項目を判定できます。編集用の空欄ファイルも付いています。
Excel(エクセル)形式 / PDF対応 / 更新日 2026-09-05
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ご回答は、次に作るテンプレートを決める材料にしています。
このシートは誰向けですか
- 新人に物件の調査を任せる店長
- 調査の抜けが契約の直前に出ている会社の経営者
- 扱う地域が広がって、調べ先が増えた店舗の管理者
- 調査を引き継ぐことになった営業担当者
どのような場面で使いますか
新人に物件の調査を任せる前と、扱う地域が広がったときに使います。調査で差が出るのは、調べた数ではなく、聞いた相手を残しているかです。お手本では、窓口の名前と聞いた日を残す欄を必ず置き、後から確かめ直せる形にしています。
含まれる項目
このExcelには、次の内容が記入済みで入っています。自社に不要な項目は削除して構いません。
- 物件調査の習得(7行・6列の記入例つき)
- 列は No/調べる先/確かめる中身/残すこと/抜けたときに起きること/習得
- 習得の定義 4段階(まだ任せていない/一緒に回ればできる/一人でできる/足りない調査に気づける)
- 使い方 6段階(そろえる/決める/一緒に回る/やらせる/数える/見直す)
- 集計とよみ方 5件(数だけでなく、放っておくとどうなるかまで記入済み)
- 次の打ち手 5件(いつまでに・何で確かめるかつき)
- 印刷範囲とページの区切りを設定済み
- お手本(記入済み)と編集用テンプレートの2ファイル
Excel画面のプレビュー
お手本のExcelを、シートごとにそのまま表示しています。5枚すべて見られます。伏せている箇所はありません。
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 物件調査の習得確認表 使い方 | ||||
| 2 | 育成板|物件調査の習得確認表を、誰がいつ書いて誰が判断するかを決めるシートです。 | ||||
| 3 | |||||
| 4 | 段階 | 時期 | 進めるのは誰 | やること | 使うシート |
| 5 | そろえる | 任せる前 | 店長 | 扱う地域ごとに、調べ先と窓口を一覧にする | 物件調査の習得 |
| 6 | 決める | 任せる前 | ベテランの営業 | 調べ先ごとに、確かめる中身を書く | 判定のものさし |
| 7 | 一緒に回る | 初めて任せる前 | 先輩の営業 | 1物件を一緒に回り、聞き方と残し方を見せる | 物件調査の習得 |
| 8 | やらせる | 一緒に回った次 | 先輩の営業 | 一人で回らせ、聞いた相手と日の記載を確かめる | 物件調査の習得 |
| 9 | 数える | 月に1回 | 店長 | 記載の抜けた項目と、契約の直前に出た抜けを数える | 集計とよみ方 |
| 10 | 見直す | 地域が広がったとき | 店長 | 調べ先と窓口の一覧を書き直し、全員へ回す | 次の打ち手 |
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 物件調査の習得確認表 判定のものさし | |||
| 2 | 育成板|習得は4段階で見ます。調べた数ではなく、誰からいつ聞いたかを残せているかで分けます。残していない調査は、確かめ直すときに一からになります。 | |||
| 3 | ||||
| 4 | 習得 | 呼び方 | この状態が見えていれば通す | その線をどう引くか |
| 5 | 未 | まだ任せていない | 調査を一人で行ったことがない | 一人で調べ切った物件が0件であれば未 |
| 6 | 付 | 一緒に回ればできる | 調べ先には行けるが、聞いた相手と日を残していない | 相手と日の記載が抜けた項目があれば付のまま |
| 7 | 可 | 一人でできる | 調べ先ごとに、聞いた相手と日を残して報告できる | 3件続けて、記載の抜けが無かったかで見る |
| 8 | 気 | 足りない調査に気づける | 物件の条件から、追加で調べるべき先を自分で挙げられる | 追加で調べた先と、その理由が記録に残っているかで見る |
| A | B | C | D | E | F | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 物件調査の習得確認表 物件調査の習得 | |||||
| 2 | 育成板|賃貸と売買の両方を扱う店舗の記入例です。残すことの欄を空欄にしないでください。確かめ直すときに一からになります。 | |||||
| 3 | ||||||
| 4 | No | 調べる先 | 確かめる中身 | 残すこと | 抜けたときに起きること | 習得 |
| 5 | 1 | 登記の記録 | 所有者と、担保の設定と、面積を読み取る | 取得した日と、取得した記録の種類 | 所有者が違う相手と話を進める | 可 |
| 6 | 2 | 役所の都市計画の窓口 | 用途の地域と、建てられる規模の制限を確かめる | 聞いた窓口の名前と日 | 建て替えできない土地を、できると伝える | 可 |
| 7 | 3 | 役所の建築の窓口 | 道路の種別と、接している幅を確かめる | 聞いた窓口の名前と日、図面の写し | 再建築が難しい物件を、そのまま出す | 付 |
| 8 | 4 | 上下水道とガスの窓口 | 引き込みの有無と、費用の負担の考え方を確かめる | 聞いた窓口の名前と日 | 引き込みが無く、後から費用が出る | 付 |
| 9 | 5 | 管理会社と管理組合 | 管理の費用と、修繕の予定と、使い方の決まりを確かめる | 聞いた担当者の名前と日、規約の写し | 飼育や利用の決まりを知らせず、入居後に問題になる | 可 |
| 10 | 6 | 現地 | 境界の印と、越境と、周辺の状況を自分の目で見る | 見た日と、撮った写真 | 境界が不明なまま進み、契約の直前に止まる | 可 |
| 11 | 7 | 売主または貸主 | 過去の不具合と、修繕の履歴を聞く | 聞いた日と、聞いた相手 | 過去の不具合が伝わらず、後から申し出が出る | 付 |
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 物件調査の習得確認表 集計とよみ方 | |||
| 2 | 育成板|数を出して終わりにしないためのシートです。その数から何が読めるかまで書きます。 | |||
| 3 | ||||
| 4 | 見るところ | 数 | この数から読めること | 放っておくとどうなるか |
| 5 | 習得が付の場面 | 3件 | 建築の窓口・上下水道とガス・売主または貸主の3つです。どれも聞いた相手を残していません。 | 付のまま任せると、確かめ直すときに一から回ることになり、契約の直前に止まります。 |
| 6 | 習得が可の場面 | 4件 | 登記・都市計画・管理会社・現地の4つは、相手と日の記載がそろっています。 | できている先まで一緒に回っていると、残せていない3先に立ち会えません。 |
| 7 | 習得が気の場面 | 0件 | 7先とも、追加で調べるべき先を自分で挙げる段階ではありません。 | 気づけないと、条件の特殊な物件で必要な調査が丸ごと抜けます。 |
| 8 | 記載の抜けた項目 | 3件 | 直近3件で、聞いた相手か日のどちらかが抜けています。どれも電話で聞いた先です。 | 電話で聞いた内容は残らないので、抜けるとその調査は無かったのと同じになります。 |
| 9 | 契約の直前に出た抜け | 1件 | 境界の印が確かめられておらず、契約の直前に止まった件が1件あります。 | 直前に出る抜けは、日程を組み直すことになり、双方の信用を失います。 |
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 物件調査の習得確認表 次の打ち手 | ||||
| 2 | 育成板|見つかったときに何をするかを決めるシートです。「気をつける」で終わらせないために置いています。 | ||||
| 3 | |||||
| 4 | 見つかった状態 | やること | 使うもの | いつまでに | 確かめ方 |
| 5 | 聞いた相手と日が残っていない | 残す欄を先に埋めさせてから調べに行かせます。帰ってから思い出して書く形をやめます。 | この表の残すことの欄 | 見つけた週のうち | 次の3件で、相手と日がその場で書かれているか |
| 6 | 契約の直前に調査の抜けが出た | どの先が抜けたかを特定し、その先の確かめる中身を書き直します。人の注意ではなく、項目を直します。 | この表の確かめる中身の欄 | 抜けが出た週のうち | 書き直したあとの3件で、同じ先の抜けが無いか |
| 7 | 電話で聞いた内容が食い違った | 同じ窓口へもう一度確かめ、前回の相手の名前を伝えます。名前が残っていれば、経緯から追えます。 | この表の残すことの欄 | 食い違いが分かった日 | 確かめ直した記録に、両方の相手の名前があるか |
| 8 | 条件の特殊な物件を扱うことになった | 追加で調べるべき先を、先輩と一緒に挙げます。一覧に無い先は、自分では思いつきません。 | この表の調べる先の欄 | 調査を始める前 | 追加した先と、その理由が記録に残っているか |
| 9 | 扱う地域が広がった | 調べ先と窓口の一覧を書き直し、全員へ回します。自治体が変われば、窓口の分け方も変わります。 | この表の調べる先の欄 | 新しい地域を扱う前 | 新しい地域の一覧が、全員へ回っているか |
| 10 | |||||
| 11 | 利用上の注意 | ||||
| 12 | この様式に記入されている内容は、一般的な調べる先と調べる中身の習得をもとに作成した例です。法令で定められた様式ではありません。 調査した内容のうち、取引に関する重要な事項は、宅地建物取引業法にもとづき宅地建物取引士が重要事項説明として別に説明します。この表は調査の習得を確かめるためのもので、説明すべき事項の範囲を定めるものでも、説明の代わりにもなりません。 賃金・処遇に反映する場合は、就業規則および賃金規程に定めた手続きに従ってください。 作成・更新:育成板(SYOJIN / 商陣 https://syojin.com info@syojin.com) | ||||
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) 2ファイル(お手本・編集用) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4。シートごとに印刷でき、全部で5枚になります |
| シート | 使い方 / 判定のものさし / 本体 / 集計とよみ方 / 次の打ち手 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | お手本 約 15KB / 編集用 約 15KB / PDF 約 262KB |
| 更新日 | 2026-09-05 |
使い方
- まず、扱う地域ごとに調べ先と窓口を一覧にします。行かない先の行は作らないでください。
- 残すことの欄を空欄にしないでください。聞いた相手と日が無い調査は、確かめ直すときに一からになります。
- 初めて任せる前に、1物件を一緒に回り、聞き方と残し方を見せます。
- 一人で回らせ、聞いた相手と日の記載を確かめます。抜けがあるうちは付のままです。
- 残す欄は、帰ってから書かせないでください。その場で書かせると、抜けが減ります。
- 条件の特殊な物件は、追加で調べるべき先を先輩と一緒に挙げます。一覧に無い先は自分では思いつきません。
カスタマイズ方法
- 売買仲介が中心の会社は、境界と越境の行を2行に分け、測量の有無を別に確かめてください。
- 賃貸仲介が中心の会社は、管理会社と管理組合の行を分け、入居の条件を細かく書いてください。
- 古い建物を扱う会社は、建築の窓口の行に、検査の記録と増改築の履歴を足してください。
- 複数の自治体にまたがる会社は、地域ごとに1枚ずつ作ってください。窓口の名前と分け方が変わります。
利用上の注意
- この表は、社内で調査の習得を確かめるための様式です。調査すべき事項の範囲と、説明すべき重要な事項は、宅地建物取引業法と関係する法令、および取引の内容によって決まります。この表がその範囲を定めるものではありません。
- この表に、所有者や売主の氏名・住所を書かないでください。調べ先と、聞いた窓口の名前だけを書いてください。
- 掲載している内容は、一般的なOJT・研修・スキル管理・評価の業務をもとに作成した参考例です。法令で定められた様式ではありません。
- 実際の業務内容に応じて調整してください。自社の評価制度・就業規則・社内規程がある場合は、そちらを優先してください。
- 内容は更新することがあります。このページの更新日(2026-09-05)をご確認ください。
- 本様式の利用によって生じたいかなる損害についても、当サイトは責任を負いません。
よくある質問
なぜ「聞いた相手と日」を残させるのですか?
電話で聞いた内容は、残さなければ調査が無かったのと同じになるからです。後から食い違いが出たときに、同じ窓口へもう一度確かめる必要があります。そのとき前回の相手の名前があれば、経緯から追えます。無ければ一から聞き直しです。
帰ってから書くのではだめですか?
だめです。帰ってから書くと、聞いた窓口の名前が思い出せず、日付だけになります。お手本の打ち手にも「残す欄を先に埋めさせてから調べに行かせます」と書いてあります。その場で書く形にすると、抜けが減ります。
調査の抜けが契約の直前に出ます。
どの先が抜けたかを特定して、その先の確かめる中身を書き直してください。人の注意で直そうとしても続きません。お手本では、境界の印が抜けて直前に止まった件を1件として数え、確かめる中身の欄を直す打ち手にしています。
「気(足りない調査に気づける)」はどう増やしますか?
条件の特殊な物件を扱うときに、先輩と一緒に追加の先を挙げる場を作ってください。一覧に無い先は、経験の無い人には思いつきません。一緒に挙げた先と、なぜ必要だったかを記録に残すと、次から一覧に足せます。