介護基礎スキルチェック表(Excel・無料)
介護の現場に入った人が、最初の1か月で身につける基礎を8項目に分けた確認表のお手本です。項目ごとに、できている状態の条件・確かめ方・実際に見た場面と、届かなかったときの次の手まで記入済みで、編集用の空欄ファイルも付いています。
Excel(エクセル)形式 / PDF対応 / 更新日 2026-09-05
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ご回答は、次に作るテンプレートを決める材料にしています。
このシートは誰向けですか
- 新しく入った職員を受け入れるフロアの責任者
- 指導を任された先輩の介護職員
- 未経験の採用を始めた施設の管理者
- 職員によって教える中身が違う状態を直したい法人の人事担当者
どのような場面で使いますか
新しく入った職員を受け入れた日から1か月ほどで使います。介助そのものより先に、声のかけ方・見守りの立ち位置・報告の仕方を確かめる形にしています。お手本では、利用者の氏名も状態も書かない欄の作りにしていて、育成の記録として持ち出せるようにしてあります。
含まれる項目
このExcelには、次の内容が記入済みで入っています。自社に不要な項目は削除して構いません。
- 基礎スキルの確認(8行・7列の記入例つき)
- 列は No/身につけること/できている状態/確かめ方/見た場面/習得/次の手
- 習得の定義 4段階(まだ見ていない/声をかければ直せる/一人でそう動けた/新しい人に伝えられる)
- 使い方 6段階(そろえる/渡す/見る/詰める/共有する/渡す先を決める)
- 集計とよみ方 5件(数だけでなく、放っておくとどうなるかまで記入済み)
- 次の打ち手 5件(いつまでに・何で確かめるかつき)
- 印刷範囲とページの区切りを設定済み
- お手本(記入済み)と編集用テンプレートの2ファイル
Excel画面のプレビュー
お手本のExcelを、シートごとにそのまま表示しています。5枚すべて見られます。伏せている箇所はありません。
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 介護基礎スキルチェック表 使い方 | ||||
| 2 | 育成板|介護基礎スキルチェック表を、誰がいつ書いて誰が判断するかを決めるシートです。 | ||||
| 3 | |||||
| 4 | 段階 | 時期 | 進めるのは誰 | やること | 使うシート |
| 5 | そろえる | 受け入れの前 | フロアの責任者 | この施設の決まりに合わせて項目を書き換える | 基礎スキルの確認 |
| 6 | 渡す | 入った日 | 指導する職員 | 1項目ずつフロアを歩いて場所と相手を見せる | 基礎スキルの確認 |
| 7 | 見る | 入って2週間 | 指導する職員 | 離れた位置から見て、そのとおり動いたかを書く | 判定のものさし |
| 8 | 詰める | 入って1か月 | 指導する職員 → 本人 | 要のまま残った項目を伝え、なぜその決まりかを説明する | 集計とよみ方 |
| 9 | 共有する | 月に1回 | フロアの責任者 | 要が残っている職員と項目を、フロアの会議で共有する | 次の打ち手 |
| 10 | 渡す先を決める | 1か月の終わり | フロアの責任者 | 介助ごとの習得確認表へ進めるかを決める | 次の打ち手 |
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 介護基礎スキルチェック表 判定のものさし | |||
| 2 | 育成板|習得は4段階で見ます。知っているかではなく、その場面でそう動いたかで判定します。研修で聞いた内容は、現場で動きに変わって初めて数えます。 | |||
| 3 | ||||
| 4 | 習得 | 呼び方 | この状態が見えていれば通す | その線をどう引くか |
| 5 | 未 | まだ見ていない | その場面に当たっておらず、どう動くかを見ていない | その場面に一度も居合わせていなければ未 |
| 6 | 要 | 声をかければ直せる | 違う動きをしたが、指摘するとその場で直せた | 同じ指摘が3回以上出ていれば要のまま |
| 7 | 可 | 一人でそう動けた | 先輩が離れている時間帯にも、同じ動きができた | 離れて見ていた日が2日続いて、指摘が無かったかで見る |
| 8 | 伝 | 新しい人に伝えられる | 自分が守るだけでなく、迷っている人に声をかけられた | 実際に他の職員へ伝えた場面があったかで見る |
| A | B | C | D | E | F | G | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 介護基礎スキルチェック表 基礎スキルの確認 | ||||||
| 2 | 育成板|特別養護老人ホームに入った職員1人ぶんの記入例です。見た場面の欄に利用者の氏名と状態を書かないでください。 | ||||||
| 3 | |||||||
| 4 | No | 身につけること | できている状態 | 確かめ方 | 見た場面 | 習得 | 次の手 |
| 5 | 1 | 声のかけ方 | 正面から近づき、名前を呼んでから体に触れる | 後ろから急に触れていないか | 9月2日 車いすを動かす前に、正面から声をかけていた | 可 | 3か月後にもう一度見る |
| 6 | 2 | 見守りの立ち位置 | 転びやすい人の斜め後ろに、手の届く距離で立つ | 正面に立って進路をふさいでいないか | 9月3日 歩行の付き添いで、真横に並んで歩いていた | 要 | 斜め後ろに立つ理由を、その場で実演して見せる |
| 7 | 3 | 車いすの扱い | 止めるたびに車輪を固定し、足を乗せてから動かす | 固定を忘れたまま立ち上がらせていないか | 9月2日と5日 いずれも固定してから移っていた | 可 | 3か月後にもう一度見る |
| 8 | 4 | 報告のしかた | 気づいたことを、いつ・どこで・何がの順で伝えられる | 「なんとなく変」で終わっていないか | 9月4日 食事量の減りを、時間と量で伝えられた | 可 | 3か月後にもう一度見る |
| 9 | 5 | 申し送りの受け取り | 前の勤務から引き継いだ内容を、自分の言葉で言える | 受け取った内容を紙に残しているか | 9月5日 引き継ぎのうち2件を覚えていなかった | 要 | 受け取ったその場で書き取る手順を付ける |
| 10 | 6 | 記録の書き方 | 見たことと、そこから思ったことを分けて書ける | 推測を事実として書いていないか | 9月6日 「不安そう」とだけ書いていた | 要 | 見た動きを先に書いてから、思ったことを足させる |
| 11 | 7 | 感染への備え | 手洗いと手袋の交換を、介助のたびに行う | 続けて別の人を介助するときに交換しているか | 9月3日 続けての介助で手袋を替えていた | 可 | 3か月後にもう一度見る |
| 12 | 8 | 異常時の呼び方 | 転倒や急変を見つけたときに、その場を離れず人を呼べる | 自分で動かそうとしていないか | (2週間で、この場面に当たらなかった) | 未 | 過去の事例で、その場での動きを答えさせる |
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 介護基礎スキルチェック表 集計とよみ方 | |||
| 2 | 育成板|数を出して終わりにしないためのシートです。その数から何が読めるかまで書きます。 | |||
| 3 | ||||
| 4 | 見るところ | 数 | この数から読めること | 放っておくとどうなるか |
| 5 | 未の項目 | 1件 | 異常時の呼び方だけ、まだその場面に当たっていません。2週間で転倒も急変も起きなかったということです。 | 当たらなかった場面をそのままにすると、実際に起きた日に、その場を離れて人を探しに行きます。 |
| 6 | 要が残っている項目 | 3件 | 見守りの立ち位置・申し送り・記録の3つです。どれも一人の時間帯に効いてくる項目です。 | 要のまま一人の時間帯に入れると、指摘する人がいないまま自己流が固まります。 |
| 7 | 可以上の項目 | 4件 | 声のかけ方・車いす・報告・感染の4つは、離れて見ていても同じ動きができています。 | できている項目まで横に付いていると、要の3項目に使う時間が残りません。 |
| 8 | 他の職員へ伝えられた項目 | 0件 | 8項目とも、まだ自分が守る段階です。伝える側に回るのは先になります。 | 伝えられる職員が増えないと、人が入るたびに同じ指導の時間が同じだけ要ります。 |
| 9 | 見た場面が残っている日数 | 5日 | 9月2日から6日までの5日ぶんが日付つきで残っています。利用者が分かる書き方をしていません。 | 日付が無いと、いつ見たのかを説明できず、指摘が印象で決まっていると受け取られます。 |
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 介護基礎スキルチェック表 次の打ち手 | ||||
| 2 | 育成板|見つかったときに何をするかを決めるシートです。「気をつける」で終わらせないために置いています。 | ||||
| 3 | |||||
| 4 | 見つかった状態 | やること | 使うもの | いつまでに | 確かめ方 |
| 5 | 要のまま一人の時間帯に入れることになった | 要の項目に当たりにくい時間帯から始めます。難しいときは、その項目だけ声をかける人を決めます。 | この表の習得の欄と勤務の表 | 一人にする前日 | 要の項目について、声をかける人が決まっているか |
| 6 | 同じ項目で3回以上の指摘が出た | 言葉での指摘をやめ、その場で実演して見せます。立ち位置と距離は、言葉では伝わりません。 | この表のできている状態の欄 | 3回目の指摘が出た日 | 実演したあとの3日間で、同じ指摘が出ていないか |
| 7 | 記録に推測が事実として書かれていた | 見た動きを先に書かせ、そのあとに思ったことを足させます。順番を変えるだけで書き方が変わります。 | この表の記録の行 | 見つけた週のうち | 書き直した記録で、見た動きが先に書かれているか |
| 8 | 見た場面の欄に利用者の氏名が書かれていた | その場で消し、場面だけの書き方に直します。氏名が入ると、この表を職員の育成に使えなくなります。 | この表の見た場面の欄 | 見つけたその日 | 書き直したあとの記録に、利用者を特定できる記載が無いか |
| 9 | 未の項目が残ったまま1か月が過ぎた | 過去に実際にあった事例で、その場の動きを答えさせます。答えを見た場面の欄に書きます。 | 過去の事故と急変の記録 | 1か月の終わり | 答えた内容について、指導する職員が可否を返しているか |
| 10 | |||||
| 11 | 利用上の注意 | ||||
| 12 | この様式に記入されている内容は、一般的な入って1か月で身につける基礎の確認をもとに作成した例です。法令で定められた様式ではありません。 認知症介護基礎研修をはじめ、職種と経験に応じて受講が求められる研修があります。この表は社内で基礎の習得を確かめるためのもので、法令や指定基準にもとづく研修の記録の代わりにはなりません。 賃金・処遇に反映する場合は、就業規則および賃金規程に定めた手続きに従ってください。 作成・更新:育成板(SYOJIN / 商陣 https://syojin.com info@syojin.com) | ||||
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) 2ファイル(お手本・編集用) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4。シートごとに印刷でき、全部で5枚になります |
| シート | 使い方 / 判定のものさし / 本体 / 集計とよみ方 / 次の打ち手 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | お手本 約 16KB / 編集用 約 15KB / PDF 約 278KB |
| 更新日 | 2026-09-05 |
使い方
- まず「判定のものさし」シートで、未・要・可・伝の線を確認します。知っているかではなく、その場面でそう動いたかで判定します。
- 入った日は、1項目ずつフロアを歩いて場所と相手を見せます。座って説明するだけにしないでください。
- 入って2週間は、離れた位置から見ます。横に付いていると、本人が意識してしまい普段の動きが見えません。
- 見た場面の欄に、日付と実際にあったことを書きます。利用者の氏名・状態・診断名は書かないでください。
- 要のまま残った項目は、言葉ではなくその場で実演して見せます。立ち位置と距離は言葉では伝わりません。
- 1か月の終わりに、介助ごとの習得確認表へ進めるかを決めます。要が半分残っていれば、もう2週間延ばします。
カスタマイズ方法
- 訪問介護の事業所は、見守りの立ち位置の行を、居宅の間取りごとの動き方に置き換えてください。施設と条件が違います。
- 認知症対応型の施設は、声のかけ方の行を2行に分け、繰り返し同じことを聞かれたときの返し方を足してください。
- 夜勤のある施設は、この1か月の間は夜勤に入れない形にしてください。夜勤の判定は別の表で行います。
- 外国籍の職員が多い施設は、確かめ方をすべて「その動きをしたか」に置き換えてください。言葉で説明させる形は、判定が言葉の力に引きずられます。
利用上の注意
- この表は、職員の基礎の習得を社内で確かめるための様式です。指定基準や法令にもとづき受講が必要な研修と、その記録は別に必要です。この表をその記録の代わりにしないでください。
- 見た場面の欄に、利用者の氏名・状態・診断名・家族の事情を書かないでください。書くと要配慮個人情報を含む書類になり、職員の育成の記録として扱えなくなります。
- 掲載している内容は、一般的なOJT・研修・スキル管理・評価の業務をもとに作成した参考例です。法令で定められた様式ではありません。
- 実際の業務内容に応じて調整してください。自社の評価制度・就業規則・社内規程がある場合は、そちらを優先してください。
- 内容は更新することがあります。このページの更新日(2026-09-05)をご確認ください。
- 本様式の利用によって生じたいかなる損害についても、当サイトは責任を負いません。
よくある質問
研修を受けていれば、この表は要りませんか?
要ります。研修で聞いたことと、現場でそう動くことは別です。お手本でも、見守りの立ち位置と申し送りが要のまま残りました。どちらも研修では必ず教わる内容です。聞いた内容が動きに変わったかどうかを、この表で見てください。
なぜ利用者の氏名を書かせないのですか?
氏名や状態を書くと、要配慮個人情報を含む書類になるからです。そうなると、フロアの会議で回すことも、法人の人事へ渡すこともできません。お手本の見た場面はすべて「車いすを動かす前に、正面から声をかけていた」のように、職員の動きだけを書いてあります。
1か月で8項目すべてを見られますか?
お手本では7項目まで当たり、異常時の呼び方だけが未で残りました。転倒や急変は、起きないほうがよいので無理に作らないでください。代わりに、過去に実際にあった事例で「あなたならどうするか」を答えさせ、その答えを書いてください。
要が残ったまま介助の確認へ進めてよいですか?
要が半分以上なら、もう2週間延ばしてください。お手本では8項目のうち3項目が要でしたので、進めています。ただし、要のまま一人の時間帯へ入れるのは別の話です。その項目に当たりにくい時間帯から始めてください。