服薬介助の確認表(Excel・無料)
薬を渡す場面の手順を確かめる確認表のお手本です。確かめる場面を7つ記入済みで、間違えたときに元へ戻せない理由と、職員がやってよい範囲の線まで書いてあり、渡す前に止まる形にしてあります。編集用の空欄ファイルも付いています。
Excel(エクセル)形式 / PDF対応 / 更新日 2026-09-06
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ご回答は、次に作るテンプレートを決める材料にしています。
このシートは誰向けですか
- 服薬の介助を新人に任せる前に確かめたい介護主任
- 飲み間違いの報告が出て、手順を作り直している施設長
- やってよい範囲がはっきりせず、判断に迷っている介護職員
- 看護職員がいない時間帯のある小規模な事業所の管理者
どのような場面で使いますか
新人に服薬の介助を任せる前と、事故の報告が出た後に使います。介助の中で、ここだけは間違えても元へ戻せません。お手本では、渡す前に確かめることと渡した後に見ることを分け、渡す前の行を先に置いています。
含まれる項目
このExcelには、次の内容が記入済みで入っています。自社に不要な項目は削除して構いません。
- 服薬介助の確認(7行・6列の記入例つき)
- 列は No/場面/渡す前に確かめること/やってよい範囲の線/間違えたときに起きること/確認
- 確認の定義 4段階(まだ任せない/見て覚えている段階/照合して渡せる/違うときに戻せる)
- 使い方 6段階(範囲を決める/見せる/一緒に照合する/一人で照合させる/数える/止める力を見る)
- 集計とよみ方 5件(数だけでなく、放っておくとどうなるかまで記入済み)
- 次の打ち手 5件(いつまでに・何で確かめるかつき)
- 印刷範囲とページの区切りを設定済み
- お手本(記入済み)と編集用テンプレートの2ファイル
Excel画面のプレビュー
お手本のExcelを、シートごとにそのまま表示しています。5枚すべて見られます。伏せている箇所はありません。
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 服薬介助の確認表 使い方 | ||||
| 2 | 育成板|服薬介助の確認表を、誰がいつ書いて誰が判断するかを決めるシートです。 | ||||
| 3 | |||||
| 4 | 段階 | 時期 | 進めるのは誰 | やること | 使うシート |
| 5 | 範囲を決める | 任せる前 | 施設長 | 職員がやってよい範囲を紙にして、渡す前に読ませる | 服薬介助の確認 |
| 6 | 見せる | 任せる前 | 看護職員 | 照合の手順を、声に出しながら見せる | 判定のものさし |
| 7 | 一緒に照合する | 見のあと | 教育担当 | 本人・薬・時間帯・数を、二人で声に出して合わせる | 服薬介助の確認 |
| 8 | 一人で照合させる | 照合が揃ってから | 教育担当 | 離れた場所から見て、抜けた項目だけを書く | 服薬介助の確認 |
| 9 | 数える | 週に1回 | 介護主任 | 照合の抜けと、止めた回数を場面ごとに見る | 集計とよみ方 |
| 10 | 止める力を見る | 照になってから | 介護主任 | 合わない場面をわざと作らず、起きた時の動きを書く | 次の打ち手 |
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 服薬介助の確認表 判定のものさし | |||
| 2 | 育成板|確認は4段階で見ます。渡せたかではなく、渡す前に一度止まれたかで分けます。飲み込んだ後では、取り返しがつきません。 | |||
| 3 | ||||
| 4 | 確認 | 呼び方 | この状態が見えていれば通す | その線をどう引くか |
| 5 | 未 | まだ任せない | その場面で薬に触れさせた日が無い | その場面の記録が1回も無ければ未 |
| 6 | 見 | 見て覚えている段階 | 先輩の手順を見て、順番を口で言える | 手順を見ないで順番を言えるかで見る |
| 7 | 照 | 照合して渡せる | 本人・薬・時間帯・数を、袋の表示と突き合わせて渡せる | 直近10回で照合の抜けが0だったかで見る |
| 8 | 戻 | 違うときに戻せる | 合わないことに気づいて渡さず、その場で人を呼べる | 合わない場面で実際に止めた記録があるかで見る |
| A | B | C | D | E | F | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 服薬介助の確認表 服薬介助の確認 | |||||
| 2 | 育成板|入職4か月目の職員1人ぶんの記入例です。合わないと思ったら、渡さずに止めてください。 | |||||
| 3 | ||||||
| 4 | No | 場面 | 渡す前に確かめること | やってよい範囲の線 | 間違えたときに起きること | 確認 |
| 5 | 1 | 朝の薬を渡す | 袋の名前と本人、時間帯の表示、袋の数の3つを声に出す | 一包化された内服薬を手渡すところまで | 別の人の薬が渡り、両方の人に影響が出る | 照 |
| 6 | 2 | 食後の薬を渡す | 食事をどれだけ食べたかを見てから、渡してよいかを判断する | 食べた量の報告まで。中止の判断はしない | ほとんど食べていない人に渡り、気分が悪くなる | 照 |
| 7 | 3 | 飲み込みを見届ける | 口の中に残っていないかを、本人に開けてもらって見る | 見届けと記録まで。残薬の処分はしない | 口に残ったまま歩き、後で吐き出す | 照 |
| 8 | 4 | 飲めなかったときの扱い | 袋に戻さず、そのまま置いて人を呼ぶ | 呼ぶところまで。あとで飲ませる判断はしない | 次の時間にまとめて飲ませ、量が重なる | 戻 |
| 9 | 5 | 表示と中身が合わないとき | 数と色が前と違えば、渡さずにその場で止める | 止めて報告するところまで | 気づかずに渡し、変更前の薬を飲ませる | 戻 |
| 10 | 6 | 外用薬と貼り薬 | 貼る場所と枚数、前の分をはがしたかを確かめる | 貼りかえまで。皮膚に異常があれば触らない | 前の分が残ったまま重なり、量が増える | 見 |
| 11 | 7 | 持参薬と預かりの薬 | 施設で預かっている分と、本人が持っている分を分けて置く | 分けて置くところまで。まとめない | 同じ薬が二重に渡り、その日だけ量が倍になる | 未 |
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 服薬介助の確認表 集計とよみ方 | |||
| 2 | 育成板|数を出して終わりにしないためのシートです。その数から何が読めるかまで書きます。 | |||
| 3 | ||||
| 4 | 見るところ | 数 | この数から読めること | 放っておくとどうなるか |
| 5 | 照合ができている場面 | 3件 | 朝・食後・飲み込みの見届けの3場面は、直近10回で照合の抜けがありませんでした。 | 照合ができている場面ばかり見ていると、止める場面の練習がいつまでも始まりません。 |
| 6 | 止める力まで見た場面 | 2件 | 飲めなかったときと、表示が合わないときの2場面は、実際に止めた記録があります。 | 止めた記録が無いまま任せると、初めて合わない日に、そのまま渡してしまいます。 |
| 7 | まだ任せていない場面 | 2件 | 外用薬と、持参薬の扱いの2場面が残っています。どちらも量が重なる形の間違いです。 | 残したまま勤務に入れると、貼り薬が重なっても誰も気づきません。 |
| 8 | 照合の抜けが出た項目 | 1件 | 抜けたのは時間帯の表示でした。朝と夕で同じ形の袋を使っていることが原因です。 | 袋の形が同じままだと、抜けは職員が代わっても同じ場所で出続けます。 |
| 9 | 止めた回数 | 4回 | 合わないと思って渡さずに止めたのは4回で、そのうち3回は実際に変更後の薬でした。 | 止めた回を「間違いだった」と扱うと、次から止めなくなります。 |
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 服薬介助の確認表 次の打ち手 | ||||
| 2 | 育成板|見つかったときに何をするかを決めるシートです。「気をつける」で終わらせないために置いています。 | ||||
| 3 | |||||
| 4 | 見つかった状態 | やること | 使うもの | いつまでに | 確かめ方 |
| 5 | 時間帯の照合が抜けた | 朝と夕の袋の色を分けます。声に出して確かめる前に、見た目で違うようにしてください。 | 薬を入れる袋か箱 | 今週のうち | 次の30回で、時間帯の抜けが0になっているか |
| 6 | 飲めなかった薬を袋に戻していた | 戻さずに置く場所を決めます。戻すと、次の時間にまとめて渡す形につながります。 | フロアの決められた置き場 | 見つけたその日 | 次の1か月で、袋に戻した回が0件になっているか |
| 7 | 外用薬と貼り薬がまだ未のまま | 貼る場所を体の図で示し、前の分をはがす動きを先に覚えさせます。順番を逆にしないでください。 | 貼る場所を書いた紙 | 来週のうち | 次の10回で、前の分の残りが0件になっているか |
| 8 | 持参薬と預かりの薬が混ざった | 置き場所を物理的に分けます。同じ引き出しに入れたままでは、確かめ方を増やしても混ざります。 | 薬の保管場所 | 今月のうち | 置き場所が分かれたことを、写真か見取り図で確かめたか |
| 9 | 止めた回を間違い扱いしてしまった | 止めた回は記録に残し、正しかったかどうかとは切り離して扱います。止めにくくなるのが一番まずい形です。 | この表の止めた回数の欄 | 見つけたその日 | 次の1か月で、止めた回数が減っていないか |
| 10 | |||||
| 11 | 利用上の注意 | ||||
| 12 | この様式に記入されている内容は、一般的な薬を渡す場面の手順の確認をもとに作成した例です。法令で定められた様式ではありません。 介護職員が行える服薬の介助は、医行為に当たらない範囲に限られます。範囲の考え方は厚生労働省の通知に別に定めがあり、この表はその範囲を広げるものではありません。喀痰吸引や経管栄養は、研修と登録が別に必要です。 賃金・処遇に反映する場合は、就業規則および賃金規程に定めた手続きに従ってください。 作成・更新:育成板(SYOJIN / 商陣 https://syojin.com info@syojin.com) | ||||
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) 2ファイル(お手本・編集用) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4。シートごとに印刷でき、全部で5枚になります |
| シート | 使い方 / 判定のものさし / 本体 / 集計とよみ方 / 次の打ち手 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | お手本 約 15KB / 編集用 約 15KB / PDF 約 253KB |
| 更新日 | 2026-09-06 |
使い方
- まず、自施設で職員が扱ってよい範囲を紙にします。範囲の外の行は作らないでください。表に書くと、やってよいことに見えます。
- 確かめることは、必ず声に出させてください。頭の中の確認は、後から見ても分かりません。
- 一人で照合させる段階では、教育担当は離れた場所から見ます。横にいると、二人で確かめる形のままになります。
- 直近10回で照合の抜けが0になったら照にします。回数を数えずに上げないでください。
- 合わない場面をわざと作らないでください。起きた時の動きを書けば足ります。
- 止めた回は、正しかったかどうかと切り離して記録します。間違い扱いすると、次から止めなくなります。
カスタマイズ方法
- 看護職員がいない時間帯のある事業所は、その時間帯に呼ぶ相手と連絡の手順を、止める行に書き足してください。
- 一包化していない薬を扱う事業所は、朝の行を2行に分け、数える動きを別に見てください。
- インスリンや吸引が必要な利用者がいる施設は、その行をこの表に作らず、資格と研修の記録で別に管理してください。
- 訪問系の事業所は、置き場所の行を、利用者の自宅での保管場所に読み替えてください。
利用上の注意
- この表には、利用者の氏名・薬の名前・診断名を書かないでください。書けば診療に関する情報を含む書類になります。場面と職員の動きだけで確認はできます。
- この表は、職員が行える範囲を社内で確かめるための様式です。医行為に当たる行為の可否は法令と通知に定めがあり、この表とは別に確かめてください。
- 掲載している内容は、一般的なOJT・研修・スキル管理・評価の業務をもとに作成した参考例です。法令で定められた様式ではありません。
- 実際の業務内容に応じて調整してください。自社の評価制度・就業規則・社内規程がある場合は、そちらを優先してください。
- 内容は更新することがあります。このページの更新日(2026-09-06)をご確認ください。
- 本様式の利用によって生じたいかなる損害についても、当サイトは責任を負いません。
よくある質問
服薬の介助は、どこまでやってよいのですか?
一包化された内服薬を手渡すところまでなど、医行為に当たらない範囲に限られます。範囲の考え方は通知に定めがあり、施設ごとに勝手に広げることはできません。お手本では、やってよい範囲の線を場面ごとに1列作り、「中止の判断はしない」「残薬の処分はしない」と書き切っています。
飲めなかった薬を、あとで飲ませてもよいですか?
職員の判断で飲ませないでください。お手本では、飲めなかったときは袋に戻さず、そのまま置いて人を呼ぶ形にしています。袋に戻すと次の時間にまとめて渡すことにつながり、その日だけ量が重なります。置き場所を決めるところまでやると止まります。
照合の抜けが減りません。
確かめ方を増やす前に、物のほうを変えてください。お手本では抜けたのが時間帯の表示だけで、原因は朝と夕で同じ形の袋を使っていたことでした。袋の色を分けると、声に出す前に見た目で違います。人の注意力を増やす対策は、忙しい日に効きません。
職員が止めすぎて、業務が進みません。
止めた回は記録に残しつつ、正しかったかどうかとは切り離してください。お手本では4回止めて3回が実際に変更後の薬でした。残り1回を間違い扱いすると、次から止めなくなります。止めにくい職場になることのほうが、はるかに危ない状態です。