クラスの引き継ぎ表(Excel・無料)
クラスの担任が替わるときに、何を渡せば保育が止まらないかを9項目に分けた引き継ぎ表のお手本です。渡すもの・口で伝えること・受け取った側の確認まで記入済みで、記録に残っていない項目に印を付けてあります。編集用の空欄ファイルも付いています。
Excel(エクセル)形式 / PDF対応 / 更新日 2026-09-05
上のボタンから、メールアドレスと6つの質問にご回答ください。ダウンロードリンクをすぐにお送りします。
ご回答は、次に作るテンプレートを決める材料にしています。
このシートは誰向けですか
- 年度替わりのクラス編成を決める園長
- クラスを渡す側の担任
- 受け取る側の担任
- 年度の途中で担任が替わることになった主任保育士
どのような場面で使いますか
年度替わりと、産休や退職で年度の途中に担任が替わるときに使います。記録はそろっていても、保護者との経緯と子どもの合わせ方は残りません。お手本では、記録に残っていない項目を独立した行にして、そこだけは対面で渡す形にしています。園児の氏名は書かない欄の作りです。
含まれる項目
このExcelには、次の内容が記入済みで入っています。自社に不要な項目は削除して構いません。
- クラスの引き継ぎ(9行・6列の記入例つき)
- 列は No/引き継ぐこと/渡すもの/口で伝えること/受け取った側の確認/渡し方
- 渡し方の定義 3段階(書類を渡せば足りる/一緒に見て回る/対面で伝える)
- 使い方 6段階(書き出す/そろえる/歩く/対面で渡す/確かめる/追いかける)
- 集計とよみ方 5件(数だけでなく、放っておくとどうなるかまで記入済み)
- 次の打ち手 5件(いつまでに・何で確かめるかつき)
- 印刷範囲とページの区切りを設定済み
- お手本(記入済み)と編集用テンプレートの2ファイル
Excel画面のプレビュー
お手本のExcelを、シートごとにそのまま表示しています。5枚すべて見られます。伏せている箇所はありません。
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | クラスの引き継ぎ表 使い方 | ||||
| 2 | 育成板|クラスの引き継ぎ表を、誰がいつ書いて誰が判断するかを決めるシートです。 | ||||
| 3 | |||||
| 4 | 段階 | 時期 | 進めるのは誰 | やること | 使うシート |
| 5 | 書き出す | 引き継ぎの2週間前 | 渡す側 | 9項目について、いま渡せる状態かを書き出す | クラスの引き継ぎ |
| 6 | そろえる | 引き継ぎの1週間前 | 渡す側 | 書類で渡す分をそろえる。足りないものはこの期間に作る | クラスの引き継ぎ |
| 7 | 歩く | 引き継ぎの3日前 | 渡す側 → 受け取る側 | 保育室を一緒に歩く。同の項目は、その場で位置を指して渡す | 判定のものさし |
| 8 | 対面で渡す | 引き継ぎの前日 | 渡す側 → 受け取る側 | 面の項目を対面で伝える。記録に残らない経緯を話す | クラスの引き継ぎ |
| 9 | 確かめる | 引き継ぎの当日 | 園長 または 主任保育士 | 受け取る側に9項目を聞き、答えられない項目を洗い出す | 集計とよみ方 |
| 10 | 追いかける | 引き継ぎから2週間 | 園長 | 渡し漏れが出た項目を、渡す側に確認して埋める | 次の打ち手 |
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | クラスの引き継ぎ表 判定のものさし | |||
| 2 | 育成板|渡し方は3段階で見ます。記録に残っていないものほど、対面で渡す必要があります。書類だけを積んで渡すと、そこが抜けます。 | |||
| 3 | ||||
| 4 | 渡し方 | 呼び方 | この状態が見えていれば通す | その線をどう引くか |
| 5 | 書 | 書類を渡せば足りる | 書いた通りに進めれば、読んだ人が同じ保育をできる | 第三者が読んで、同じ対応ができるかで見る |
| 6 | 同 | 一緒に見て回る | 保育室を歩かないと分からない。物の位置と使い方を目で見せる | 受け取る側が、その場所を自分で指させるかで見る |
| 7 | 面 | 対面で伝える | 記録に残っておらず、言葉でしか渡らない。経緯と合わせ方を含む | 受け取る側が、その経緯を自分の言葉で言えるかで見る |
| A | B | C | D | E | F | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | クラスの引き継ぎ表 クラスの引き継ぎ | |||||
| 2 | 育成板|年度の途中で担任が替わったクラスの記入例です。「面」の行は、書類を渡すだけで済ませないでください。 | |||||
| 3 | ||||||
| 4 | No | 引き継ぐこと | 渡すもの | 口で伝えること | 受け取った側の確認 | 渡し方 |
| 5 | 1 | 1日の流れ | 週の予定表と、直近で変えた箇所 | なぜその順番にしたか。変えたときに起きたこと | 午前の流れを自分で説明できるか | 書 |
| 6 | 2 | 配慮が要る子への合わせ方 | 個別の記録(園長の管理下で閲覧) | 記録に書ききれない、落ち着く声のかけ方と場所 | 何人いて、どの場面で手が要るかを言えるか | 面 |
| 7 | 3 | 食事とアレルギーの対応 | 除去の一覧と配膳の動線 | 配膳のとき誰と確認するか、おかわりの配り方 | 確認する相手を言えるか | 同 |
| 8 | 4 | 午睡の見方 | 見る間隔の決まりと記録の様式 | うつぶせになりやすい場面と、寝つきにくい時間帯 | 見る間隔と、立つ位置を指させるか | 同 |
| 9 | 5 | 保護者との経緯 | 連絡帳と面談の記録 | 記録に残っていないやり取りと、伝え方に配慮が要る家庭の数 | 配慮が要る家庭が何件あるかを言えるか | 面 |
| 10 | 6 | けがと体調の履歴 | けがの記録と、対応の一覧 | 繰り返し起きている場面と、その場所 | 繰り返している場面を保育室で指させるか | 同 |
| 11 | 7 | 行事の準備の進み方 | 行事の予定と、担当の分担 | 前回に間に合わなかった箇所と、その理由 | 次の行事で先に手をつけることを言えるか | 書 |
| 12 | 8 | 保育室の物の位置 | 備品の一覧 | 使い方に決まりがある物と、置き場を変えた理由 | 使い方に決まりがある物を指させるか | 同 |
| 13 | 9 | クラスの職員の組み方 | 職員の配置表 | 補助の職員が得意な場面と、頼みにくい場面 | 補助の職員に先に伝えることを言えるか | 面 |
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | クラスの引き継ぎ表 集計とよみ方 | |||
| 2 | 育成板|数を出して終わりにしないためのシートです。その数から何が読めるかまで書きます。 | |||
| 3 | ||||
| 4 | 見るところ | 数 | この数から読めること | 放っておくとどうなるか |
| 5 | 対面でしか渡らない項目 | 3件 | 配慮が要る子への合わせ方・保護者との経緯・職員の組み方の3つです。記録には残っていません。 | 書類だけを渡すと、この3件が抜けたまま担任が替わり、4月に一から作り直すことになります。 |
| 6 | 一緒に歩かないと渡らない項目 | 4件 | 食事の動線・午睡の見方・けがの場所・物の位置の4つです。位置が分からないと探せません。 | 保育室を歩かずに渡すと、受け取る側が場所を探すところから始めることになります。 |
| 7 | 書類で足りる項目 | 2件 | 1日の流れと行事の進み方の2つは、読めば分かる形で残っています。 | 書類で足りる項目まで対面で話すと、時間が足りず、面の項目が後回しになります。 |
| 8 | 記録に残っていない項目の数 | 3件 | 9項目のうち3件が、記録に残っていません。ここが引き継ぎでいちばん抜けます。 | 経緯を渡さないと、受け取った側が知らないうちに前と違う対応をします。 |
| 9 | 引き継ぎに使った日数 | 3日 | 一緒に歩く日・対面で渡す日・確かめる日で3日を取っています。1日で済ませていません。 | 1日で済ませると、書類を積んで渡すだけになり、面の項目がまるごと抜けます。 |
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | クラスの引き継ぎ表 次の打ち手 | ||||
| 2 | 育成板|見つかったときに何をするかを決めるシートです。「気をつける」で終わらせないために置いています。 | ||||
| 3 | |||||
| 4 | 見つかった状態 | やること | 使うもの | いつまでに | 確かめ方 |
| 5 | 引き継ぎの期間が1日しか取れない | 面の3項目だけを対面で渡します。書の項目は後日でも間に合いますが、面は渡す側が園を離れると渡せません。 | この表の渡し方の欄 | 担任が替わる前日 | 面の項目について、対面で渡した記録があるか |
| 6 | 受け取った側が答えられない項目があった | 渡す側に連絡して埋めます。退職や産休の場合は連絡が取りにくいので、2週間以内に済ませます。 | この表の受け取った側の確認の欄 | 引き継ぎから2週間 | 答えられなかった項目が、すべて埋まっているか |
| 7 | 渡す側が急に来られなくなった | 保護者と補助の職員から、直接聞く場を作ります。面の項目は本人からしか渡らないので、周りから集め直します。 | 保護者と補助の職員への聞き取り | 担任が替わって1週間 | 聞き取った内容が、この表の口で伝えることの欄に入っているか |
| 8 | 保護者から前の担任の話が出た | 面談の記録に追記し、担任が替わったことをその家庭へ伝えます。伝えないと、前の担任を探し続けます。 | 面談の記録 | 話が出た週のうち | 担任が替わったことを伝えた日が、記録に残っているか |
| 9 | 同じクラスで2回目の引き継ぎになる | 前の年度のこの表を先に読ませます。年度が替わっても、抜ける項目は同じところに出ます。 | 前回の引き継ぎ表 | 2回目の引き継ぎの前 | 前回に答えられなかった項目が、今回は埋まっているか |
| 10 | |||||
| 11 | 利用上の注意 | ||||
| 12 | この様式に記入されている内容は、一般的な年度替わりと途中交替のクラスの引き継ぎをもとに作成した例です。法令で定められた様式ではありません。 児童票や個別の記録の保存と閲覧の範囲は、園の規程と自治体の定めによります。この表は引き継ぎの手順を確かめるためのもので、個別の記録そのものではありません。 賃金・処遇に反映する場合は、就業規則および賃金規程に定めた手続きに従ってください。 作成・更新:育成板(SYOJIN / 商陣 https://syojin.com info@syojin.com) | ||||
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) 2ファイル(お手本・編集用) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4。シートごとに印刷でき、全部で5枚になります |
| シート | 使い方 / 判定のものさし / 本体 / 集計とよみ方 / 次の打ち手 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | お手本 約 16KB / 編集用 約 15KB / PDF 約 258KB |
| 更新日 | 2026-09-05 |
使い方
- まず9項目について、いま渡せる状態かを書き出します。渡すものが無い行は、口で伝えることの欄を必ず埋めてください。
- 渡し方を書・同・面の3つに分けます。記録に残っていないものほど、対面で渡す必要があります。
- 引き継ぎの3日前に保育室を一緒に歩きます。同の項目は、その場で位置を指して渡します。
- 前日に、面の項目を対面で伝えます。記録に残らない経緯と、落ち着く声のかけ方を話します。
- 当日は園長か主任が受け取る側に9項目を聞き、答えられない項目を洗い出します。渡した側に聞かないでください。
- この表には園児の氏名を書かず、人数と場面で書いてください。個別の記録は園長の管理下で別に渡します。
カスタマイズ方法
- 年度替わりに全クラスが入れ替わる園は、クラスごとに1枚ずつ作ってください。まとめると、どのクラスの話か分からなくなります。
- 複数担任のクラスは、渡す側を1人に決めてください。2人で分けて渡すと、両方が渡したつもりの項目が出ます。
- 小規模の事業所は、異年齢の関わり方の行を足してください。年齢で分かれていないぶん、経緯が複雑になります。
- 産休や病気で急に替わる可能性がある園は、面の3項目だけを抜き出した1枚を、平常時から更新しておいてください。
利用上の注意
- この表は、社内でクラスを引き継ぐための様式です。児童票や個別の記録の閲覧と保存は、園の規程と自治体の定めに従ってください。
- この表に園児の氏名・発達の状況・家庭の事情を書かないでください。個別の記録は、園長の管理下で別に渡してください。この表は職員間で回るものです。
- 掲載している内容は、一般的なOJT・研修・スキル管理・評価の業務をもとに作成した参考例です。法令で定められた様式ではありません。
- 実際の業務内容に応じて調整してください。自社の評価制度・就業規則・社内規程がある場合は、そちらを優先してください。
- 内容は更新することがあります。このページの更新日(2026-09-05)をご確認ください。
- 本様式の利用によって生じたいかなる損害についても、当サイトは責任を負いません。
よくある質問
書類をそろえて渡せば足りませんか?
足りません。お手本では9項目のうち7項目が、書類だけでは渡らない形になりました。落ち着く声のかけ方、伝え方に配慮が要る家庭、補助の職員が頼みにくい場面。これらは記録に残っていないので、渡す側が園を離れると二度と取れません。
なぜ園児の氏名を書かせないのですか?
この表は職員間で回るものだからです。氏名や発達の状況を書くと、閲覧の範囲を絞る必要が出て、引き継ぎの場で使えなくなります。お手本では「何人いて、どの場面で手が要るかを言えるか」のように、人数と場面で書いてあります。個別の記録は園長の管理下で別に渡してください。
引き継ぎに3日も取れません。
面の3項目だけを対面で渡してください。配慮が要る子への合わせ方、保護者との経緯、職員の組み方の3つです。書類で足りる項目は後日でも間に合いますが、面の項目は渡す側が園を離れると渡せなくなります。順番を逆にしないでください。
受け取った側が答えられるかを、誰が確かめますか?
園長か主任です。渡した側に「渡しましたか」と聞かないでください。渡したつもりで終わります。受け取った側に9項目を聞き、答えられない項目を洗い出す形にすると、渡し漏れがその場で見えます。