配車担当者育成シート(Excel・無料)
配車担当を3か月で日々の配車を任せられる状態にするための育成計画例です。車両と乗務員の把握、受注の受け方、配車の組み方、拘束時間の枠、当日の変更対応、実績の集計までを記入した完成例と、編集用テンプレートを収録しています。
Excel(エクセル)形式 / PDF対応 / 更新日 2026-09-03
上のボタンから、メールアドレスと6つの質問にご回答ください。ダウンロードリンクをすぐにお送りします。
ご回答は、次に作るテンプレートを決める材料にしています。
この育成シートは誰向けですか
- 配車担当を新しく置く運送会社の所長
- 配車が1人に集中している状態を分散したい運行管理者
- ドライバーから内勤へ移る人の指導役
- 配車の組み方が担当者の頭の中にしかない会社の管理者
どのような場面で使いますか
運送会社や自社配送を持つ会社で、配車を担当する人を新しく置くときに使います。完成例では、車と人を把握する段階から、翌日の配車を一人で組んで当日の変更に対応できる段階までを週ごとに設定しています。配車は法令の枠の中で組む必要があるため、第4週を拘束時間の枠に充てています。
含まれる項目
このExcelには、次の内容が記入済みで入っています。自社に不要な項目は削除して構いません。
- 育成方針・到達目標(6テーマ:車と人の把握/受注/配車を組む/法令の枠/当日の対応/実績の管理)
- 3か月のフェーズ構成(車と人を覚える期/組んでみる期/任される期)
- 週次育成計画 全12週(第1週 車を覚える 〜 第12週 実績と振り返り)
- 各週のOJT内容 合計60項目(実際にやることを動詞まで記入済み)
- 各週の成果物 13種類(車両一覧表/乗務員一覧/荷主別の注意点メモ/拘束時間の枠メモ ほか)
- 各週の評価・フィードバック担当
- スキルチェック 7項目(到達基準とチェック時期つき)
- 評価項目 6観点(何をもってできていると判断するかを記入済み)
- 完成版(記入済み)と編集用テンプレートの2ファイル
Excel画面のプレビュー
完成版のExcelを、シートごとにそのまま表示しています。5枚すべて見られます。伏せている箇所はありません。
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 配車担当者育成シート 育成方針・到達目標 | |||
| 2 | 育成板|3か月で最終的にどの状態まで育てるかを整理するシートです。 | |||
| 3 | ||||
| 4 | No | 育成テーマ | 目的 | 育成の方向性 |
| 5 | ① | 車と人の把握 | 使える車と人を言える | 車格と積載/車検と点検の予定/乗務員の資格/勤務の希望 |
| 6 | ② | 受注 | 荷の条件を正しく受ける | 荷姿と重量/集荷と納品の時刻/付帯作業/運賃 |
| 7 | ③ | 配車を組む | 車と人を割り当てられる | 方面のまとめ方/積載の合わせ方/走行時間の見積り/予備の確保 |
| 8 | ④ | 法令の枠 | 無理な配車を組まない | 拘束と休息/連続運転/点呼/記録 |
| 9 | ⑤ | 当日の対応 | 崩れたときに組み直せる | 遅延/故障/荷の追加/欠員 |
| 10 | ⑥ | 実績の管理 | 数字で説明できる | 実車率と積載率/時間外/荷主別の採算/改善 |
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 配車担当者育成シート 3か月計画 | ||||
| 2 | 育成板|育成期間を月ごとのフェーズに分け、その月に出す成果物まで決めるシートです。 | ||||
| 3 | |||||
| 4 | 月 | フェーズ | メインテーマ | サブテーマ | 成果物 |
| 5 | 1か月目 | 車と人を覚える期 | 車両・乗務員・法令の枠の把握 | 車格と積載/点検の予定/乗務員/拘束時間 | 車両一覧表/乗務員一覧/拘束時間の枠メモ |
| 6 | 2か月目 | 組んでみる期 | 受注の受け方と配車の作成 | 受注の聞き取り/方面/積載/走行時間 | 受注メモ/配車表(練習)/走行時間の目安表 |
| 7 | 3か月目 | 任される期 | 一人での配車と当日の変更対応 | 配車の確定/点呼/遅延と故障/実績の集計 | 配車表/当日対応の記録/実績の集計 |
| A | B | C | D | E | F | G | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 配車担当者育成シート 週次育成計画 | ||||||
| 2 | 育成板|その週に何を経験させ、何を提出させるかを1週ずつ決めるシートです。実施日と確認欄は運用中に記入します。 | ||||||
| 3 | |||||||
| 4 | 週 | テーマ | OJT内容 | 成果物 | 評価・FB担当 | 実施日 | 確認 |
| 5 | 第1週 | 車を覚える | 保有する車両を全部書き出す | 車両一覧表 | 運行管理者 | ||
| 6 | 車格ごとの積載量と荷台の寸法を確認する | ||||||
| 7 | 車検と定期点検の予定を確認する | ||||||
| 8 | 使えない期間がある車を書き込む | ||||||
| 9 | 車両一覧表を作る | ||||||
| 10 | 第2週 | 人を覚える | 乗務員の一覧を作る | 乗務員一覧 | 運行管理者 | ||
| 11 | 保有する免許と資格を確認する | ||||||
| 12 | 経験のある方面と荷を聞き取る | ||||||
| 13 | 勤務の希望と休みの取り方を確認する | ||||||
| 14 | 同じ荷を扱える人が何人いるかを数える | ||||||
| 15 | 第3週 | 荷主と荷を覚える | 荷主の一覧と取引の条件を確認する | 荷主別の注意点メモ | 運行管理者 | ||
| 16 | 荷姿と重量の代表例を実際に見る | ||||||
| 17 | 集荷と納品の時刻の指定を確認する | ||||||
| 18 | 付帯作業(手積み・待機)の有無を確認する | ||||||
| 19 | 荷主ごとの注意点を書き出す | ||||||
| 20 | 第4週 | 法令の枠を覚える | 拘束時間と休息の考え方を確認する | 拘束時間の枠メモ | 運行管理者 | ||
| 21 | 連続運転の制限を確認する | ||||||
| 22 | 点呼の方法と記録を確認する | ||||||
| 23 | 守れない配車の例を3つ確認する | ||||||
| 24 | 枠を1枚のメモにする | ||||||
| 25 | 第5週 | 受注を受ける | 受注の電話に同席する | 受注メモ | 運行管理者 | ||
| 26 | 聞き取る項目(荷姿・重量・時刻・場所・付帯)を確認する | ||||||
| 27 | 受けられない条件を確認する | ||||||
| 28 | 運賃の決まり方を確認する | ||||||
| 29 | 実際に3件受けて記録する | ||||||
| 30 | 第6週 | 走行時間を見積もる | 主要な方面の走行時間を実績から集める | 走行時間の目安表 | 運行管理者/先輩ドライバー | ||
| 31 | 時間帯による差を確認する | ||||||
| 32 | 積み降ろしにかかる時間を確認する | ||||||
| 33 | 待機が発生する納品先を書き出す | ||||||
| 34 | 走行時間の目安表を作る | ||||||
| 35 | 第7週 | 配車を組む(練習) | 前日の受注で自分なりに配車を組む | 配車表(練習) | 運行管理者 | ||
| 36 | 実際の配車と見比べる | ||||||
| 37 | 違った理由を担当者に聞く | ||||||
| 38 | 積載率を計算する | ||||||
| 39 | もう一度組み直す | ||||||
| 40 | 第8週 | 枠に収める | 組んだ配車の拘束時間を数える | 配車の見直し記録 | 運行管理者 | ||
| 41 | 枠を超える便を洗い出す | ||||||
| 42 | 分割か交代で収める案を作る | ||||||
| 43 | 断る判断が必要な便を挙げる | ||||||
| 44 | 担当者に案を説明する | ||||||
| 45 | 第9週 | 配車を確定する | 翌日の配車を一人で組む | 配車表 | 運行管理者 | ||
| 46 | 運行管理者の確認を受ける | ||||||
| 47 | 乗務員へ伝える | ||||||
| 48 | 荷主へ到着予定を連絡する | ||||||
| 49 | 確定した配車を記録する | ||||||
| 50 | 第10週 | 点呼と出発 | 点呼の項目と記録を確認する | 点呼の記録 | 運行管理者 | ||
| 51 | 点呼に立ち会う | ||||||
| 52 | 出発の遅れが出たときの連絡を行う | ||||||
| 53 | 車両の不具合が出たときの差し替えを確認する | ||||||
| 54 | 記録を1週間ぶん残す | ||||||
| 55 | 第11週 | 当日の変更に対応する | 遅延の連絡を受けて後続の便を組み直す | 当日対応の記録 | 運行管理者 | ||
| 56 | 故障が出たときの代車の手配を確認する | ||||||
| 57 | 荷の追加を受けられるかを判断する | ||||||
| 58 | 欠員が出たときの割り振りを考える | ||||||
| 59 | 対応した内容を記録する | ||||||
| 60 | 第12週 | 実績と振り返り | 1か月の走行距離と実車の距離を集計する | 実績の集計/改善提案 | 運行管理者/所長 | ||
| 61 | 積載率を計算する | ||||||
| 62 | 時間外の多い乗務員を洗い出す | ||||||
| 63 | 荷主別の採算を確認する | ||||||
| 64 | 改善したい組み方を2つ提案する | ||||||
| A | B | C | D | E | F | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 配車担当者育成シート スキルチェック | |||||
| 2 | 育成板|到達できたかを確認するシートです。判定・判定日・判定者は確認したときに記入します。 | |||||
| 3 | ||||||
| 4 | 項目 | 目標スキルレベル | チェック時期 | 判定 | 判定日 | 判定者 |
| 5 | 車の把握 | 車格ごとの積載量と、使えない期間を説明できる | 1か月目 | |||
| 6 | 人の把握 | 乗務員の資格と経験のある方面を言える | 1か月目 | |||
| 7 | 法令の枠 | 拘束時間と連続運転の枠を、配車に当てて判断できる | 1か月目 | |||
| 8 | 受注 | 荷姿・重量・時刻・付帯作業を漏れなく聞き取れる | 2か月目 | |||
| 9 | 走行時間 | 方面ごとの走行時間と待機を見積もれる | 2か月目 | |||
| 10 | 配車 | 翌日の配車を一人で組み、枠に収められる | 3か月目 | |||
| 11 | 当日対応 | 遅延・故障・欠員が出たときに組み直せる | 3か月目 | |||
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 配車担当者育成シート 評価項目 | |||
| 2 | 育成板|育成の途中のフィードバックと、期間終了時の評価の両方に使うシートです。 | |||
| 3 | ||||
| 4 | 観点 | 内容 | 評価 | コメント |
| 5 | 枠を守る力 | 無理な配車を組まず、断る判断ができているか | ||
| 6 | 先を読む力 | 点検と車検、乗務員の休みを織り込んで組めているか | ||
| 7 | 正確さ | 荷の条件と時刻を、聞き違えずに記録できているか | ||
| 8 | 伝える力 | 乗務員と荷主へ、必要なことを先に伝えられているか | ||
| 9 | 立て直し | 崩れたときに、影響の少ない組み直しを選べているか | ||
| 10 | 数字の把握 | 積載率と時間外を説明し、改善の案を出せるか | ||
| 11 | ||||
| 12 | 利用上の注意 | |||
| 13 | この様式に記入されている内容は、一般的な配車担当者の育成をもとに作成した例です。法令で定められた様式ではありません。 実際の業務内容・商品・体制によって、教える順番と期間は変わります。到達の速さには個人差があります。 自社の評価制度・就業規則・教育に関する社内規程がある場合は、そちらを優先してください。 作成・更新:育成板(SYOJIN / 商陣 https://syojin.com info@syojin.com) | |||
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) 2ファイル(完成版・編集用) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4縦。シートごとに印刷でき、全部で6枚になります |
| シート | 育成方針 / 3か月計画 / 週次育成 / スキルチェック / 評価項目 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | 完成版 約 18KB / 編集用 約 16KB / PDF 約 292KB |
| 更新日 | 2026-09-03 |
入力方法
- まず完成版の3か月育成例を確認します。第1週から第4週で車・人・荷・枠を把握し、第7週から組む練習をし、第9週から確定させる組み方です。
- 第4週は削らないでください。拘束時間の枠を知らないまま配車を組ませると、法令に反する運行を作ります。
- 第7週の練習は、前日の実際の受注を使って組ませ、本物の配車と見比べる形にしてください。答え合わせができないと上達しません。
- 第9週で組ませる範囲は、運行管理者が先に決めておきます。全便を一度に任せると崩れます。
- スキルチェックの確認時期を、月末と繁忙期を避けて設定します。
- 毎週、枠を超えそうになった便を本人と一緒に見ます。組めたかどうかではなく、断る判断ができたかを確認します。
カスタマイズ方法
- 自社配送だけの会社(荷主が自社)は、第3週と第5週を「出荷部門との受け渡し」に差し替えます。
- 長距離が中心の会社は、第4週と第8週を2週ずつに広げ、宿泊と交代の組み方を足します。
- 傭車(他社への委託)を使う会社は、第11週に委託先の手配と条件の確認を足します。
- 配車をシステムで組んでいる会社は、第7週に操作の習得を足し、第6週の走行時間はシステムの実績から取ります。
- 車両の点検を自社で行う会社は、第1週に点検の予定の組み込みを足します。点検板の車両点検表と組み合わせられます。
利用上の注意
- 運転者の拘束時間・休息・連続運転には法令で定められた要件があります。完成例は社内の育成の流れを書いたもので、要件そのものは含んでいません。第4週と第8週は、運行管理者と確認したうえで自社の運用に書き換えてください。
- 点呼は法令で方法と記録が定められています。第10週は立ち会いまでにしており、担当者が一人で行える前提にはしていません。
- 掲載している内容は、一般的なOJT・研修・スキル管理・評価の業務をもとに作成した参考例です。法令で定められた様式ではありません。
- 実際の業務内容に応じて調整してください。自社の評価制度・就業規則・社内規程がある場合は、そちらを優先してください。
- 内容は更新することがあります。このページの更新日(2026-09-03)をご確認ください。
- 本様式の利用によって生じたいかなる損害についても、当サイトは責任を負いません。
よくある質問
ドライバーから配車へ移る人にも使えますか?
そのために組んでいます。第1週と第2週は車と人の把握なので、ドライバー経験がある人は早く進めます。逆に第4週の法令の枠と第12週の実績の集計は、運転していただけでは身についていない箇所なので、そこに時間を使ってください。
配車は経験がものを言う仕事ではないですか?
経験が効くのは第6週の走行時間の見積りと第11週の当日対応です。完成例では、その経験を「目安表」と「対応の記録」という形に残す手順を入れています。頭の中にしかない状態だと、その人が休んだ日に配車が止まります。
3か月で一人で配車を組めますか?
完成例では第9週から翌日の配車を組ませ、運行管理者の確認を通す形にしています。確認なしで確定できる状態ではありません。繁忙期を1度越える必要があります。
点呼も任せてよいのですか?
任せる前提では組んでいません。第10週は点呼の項目と記録を確認し、立ち会うところまでです。点呼は法令で方法が定められており、実施できる人も決まっています。運行管理者と確認したうえで役割を決めてください。