FDESES客先常駐上流設計要件定義

SESからFDEへの育成ステップ表(Excel・無料)

SES(客先常駐)で作業を受けているエンジニアを、課題を決めて作る側のFDE(フォワードデプロイドエンジニア)へ育てるステップ表です。業務の理解・困りごとの発見・要件定義・設計・上流から一人で回すまでの5ステップに、いまの仕事と次にできるようにすること・練習の場・確かめ方・状態を記入済みです。編集用の空欄ファイルも付いています。

Excel(エクセル)形式 / PDF対応 / 更新日 2026-10-20

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このシートは誰向けですか

  • 常駐のエンジニアに上流の工程を経験させたいSESの会社の経営者
  • FDE型の支援を新しく始めたいSES・SIerの営業と技術の責任者
  • 客先常駐のまま、上流設計ができるようになりたいエンジニア本人
  • 常駐のエンジニアの面談と育成を受け持つ、SESの会社の上長や人事担当者

どのような場面で使いますか

SESの会社が、客先常駐のエンジニアに上流の工程を経験させたいときと、半年ごとの面談で進み具合を見るときに使います。作業を受ける側から課題を決める側へは、いきなり移れません。お手本では、常駐先の業務を図に描くところから始め、要件定義と設計は社内の業務を題材に練習する順番にしています。

含まれる項目

このExcelには、次の内容が記入済みで入っています。自社に不要な項目は削除して構いません。

  • 育成ステップ(5行・7列の記入例つき)
  • 列は ステップ/目安の期間/いまの仕事(作業を受ける側)/次にできるようにすること(課題を決めて作る側)/練習の場と任せ方/確かめ方/状態
  • 状態の定義 3段階(手を付けていない/題材で練習している/相手に見せて通った)
  • 使い方 6段階(いまの仕事を書き出す/練習の場を決める/契約の範囲を確かめる/練習する/面談で確かめる/見直す)
  • 集計とよみ方 5件(数だけでなく、放っておくとどうなるかまで記入済み)
  • 次の打ち手 5件(いつまでに・何で確かめるかつき)
  • 印刷範囲とページの区切りを設定済み
  • お手本(記入済み)と編集用テンプレートの2ファイル

ファイル形式

形式Excel(.xlsx) 2ファイル(お手本・編集用) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A4。シートごとに印刷でき、全部で5枚になります
シート使い方 / 判定のものさし / 本体 / 集計とよみ方 / 次の打ち手
マクロ使用していません
ファイルサイズお手本 約 16KB / 編集用 約 15KB / PDF 約 562KB
更新日2026-10-20

使い方

  1. まず、エンジニア本人が常駐先でいまやっている仕事を、作業を受ける側の言葉でそのまま書き出します。
  2. ステップごとに、常駐先で試せることと、社内で練習することを分けて練習の場を当てます。常駐先で試す前に、契約で決まった作業の範囲に入るかを営業と確かめます。
  3. 練習の場で成果物を作り、確かめ方の欄に書いた相手に見せます。
  4. 状態は、見せた相手の確かめが終わってから「できた」にします。自分で作り終えただけでは練習中のままです。
  5. 毎月の面談で、見せた相手・日付・直された箇所の数を聞き、状態を入れます。
  6. 半年ごとに、まだのまま止まっているステップを見つけ、練習の場を替えます。

カスタマイズ方法

  • 自社で受託開発もしている会社は、ステップ3〜5の練習の場を、自社が直接受けた小さな案件に置き換えてください。
  • 常駐先が上流の工程まで任せてくれる場合は、ステップ3以降を常駐先の案件で進めてかまいません。その場合も、見せる相手と確かめ方は先に決めます。
  • 複数のエンジニアを同時に育てる場合は、社内で練習する題材を人ごとに分け、同じ部門の担当者に聞き取りが集中しないようにしてください。
  • FDEスキルチェックリストを使っている会社は、ステップ1〜2を業務の理解の項目、ステップ3〜5を顧客との推進の項目と照らして付け直してください。

利用上の注意

ご利用の前にお読みください
  • この表は、客先常駐のエンジニアに上流の工程を練習させる順番と、その確かめの記録を残すための様式です。公的な基準や民間の検定の様式ではありません。記入例は架空の社員・会社・顧客のものです。
  • 常駐先での聞き取りや提案は、契約で決まった作業の範囲と、指示を出す人の決まりに従ってください。範囲を超える作業を、本人の判断だけで始めないでください。
  • 掲載している内容は、一般的なOJT・研修・スキル管理・評価の業務をもとに作成した参考例です。法令で定められた様式ではありません。
  • 実際の業務内容に応じて調整してください。自社の評価制度・就業規則・社内規程がある場合は、そちらを優先してください。
  • 内容は更新することがあります。このページの更新日(2026-10-20)をご確認ください。
  • 本様式の利用によって生じたいかなる損害についても、当サイトは責任を負いません。

よくある質問

SESのエンジニアでもFDEになれますか?

なれます。客先の現場に入って仕事をしている点は、FDEと同じです。違うのは、作業を受ける側か、課題を決めて作る側かです。お手本では、常駐先の業務を図に描くところから始め、要件定義と設計を社内の業務で練習して、課題を決める側に移る順番にしています。

常駐先で上流の工程を任されていない場合はどうしますか?

社内の業務を練習の場に使います。お手本では、社内の勤怠の締め作業を題材に、総務の担当者と要件を決め、設計書を書いています。常駐先では、改修の依頼を受けるときに、使う人と使う場面を1問ずつ聞くところから始めると、契約の範囲を広げずに業務の理解を積めます。

どのくらいの期間で上流設計ができるようになりますか?

お手本の5ステップの目安を足すと、11〜14か月です。もとの経験や、社内で練習できる題材があるかで変わります。期間で決めず、確かめ方の欄に書いた相手に見せて通ったかで、次のステップに進めてください。

FDEとSESは何が違いますか?

どちらも顧客の現場に入りますが、SESは決まった作業の範囲で技術を提供する形が中心で、FDEは顧客の業務を理解して解く課題を決め、作って使われるところまでを持つ形です。このステップ表は、前者から後者へ移るために足りない「業務の理解・要件定義・設計」を順に埋める並びにしています。